Jan 30, 2022

Shockzの”骨伝導”イヤフォン

 昨年末からランニングで骨伝導イヤフォンを使っている。最初はカナル型のイヤフォン(MDR-EX31BN, SONY)を使っていたが、環境音が聞こえないのに危険を感じて、耳を塞がないものに変えた。選ぶ過程では耳を塞がないオープンイヤー型ヘッドセット(SBH82D, SONY)が候補だったが、走るとネックバンドが踊るのでやめ。骨伝導イヤフォンがいいよと聞いて試してみた。骨伝導といえば、昔の骨伝導式電話機のイメージが強かった。遠くでキンキンと高音が響くような鳴り方だったと思う。音楽に使えるイメージはなかった。それと比べると最近の骨伝導イヤホンはかなり良くなっている。低音は出ないが、中音域は自然。高音が響きすぎることもない。ヘッドバンド式のAftershockz(現shockz)か完全ワイヤレスのBocoかでAftershockz、AEROPEXOPENMOVEかで、AEROPEXにした。メーカーがいう音質差はあまり感じなかったが、AEROPEXの方がめがねのツルとの干渉が少ないと感じたからだ。

 実際使ってみて音質的には安いインナーイヤーイヤフォン相当という印象だった。低音は出ない。耳孔を塞ぐと低音が強くなる。いや、中高音が遮られて低音だけ届くようになるように思う。骨伝導だけで音を伝えていれば、耳孔を開けようが塞ごうがおおむね同じように聞こえるはずだが、実際にはかなり大きな違いが出る。なぜそうなるか考えてみると、骨伝導だけで音を伝えているのではなく、空気伝導で鼓膜から入ってくる音の寄与が大きいからではないか。

 これを確かめるにはドライバを皮膚から離してみればよい。中音域は少し抜けるが音量に大差はない。抜けた中音域が骨伝導で伝わっていた成分で、その他の音域は空気伝導で伝わっているのだろう。ドライバを耳孔に近づけるほど空気伝導の比率が高くなり、普通のインナーイヤーヘッドフォンに近い音質になっていく。耳孔に直接当ててみると結構な大音量を感じるとともに、中音域が強調されていることがわかる。骨伝導で伝わっている中音域も直接空気伝導するようになるからだろう。

 この実験から、骨伝導で伝わっている音はごく一部のみ、大半は空気伝導で伝わっていることがわかる。一部骨伝導を利用しているが、実質的にソニーのオープンイヤー型ヘッドセットとかわらないと考える。

 以前からドライバを当てる位置によって音質が大きく変わることをは体感していたが、側頭骨に当てるより下顎骨に当てる方がよく聞こえることに矛盾を感じていた。下顎骨と聴器の間には下顎関節が挟まっており音の伝播が良いとは思えない。骨伝導の原理を考えるに外耳孔(耳の穴)の前(腹側)にある顎関節のさらに前、頬骨弓に当てる方が伝播の効率が良い。しかし実際は逆だ。当てる場所を頬骨弓から下顎骨に変えて骨伝導の伝播効率が下がるよりも、耳孔に近づくことによる空気伝導の増加の方が効いている。

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 以上より、この製品を「骨伝導イヤフォン」を呼ぶのはややためらわれるのだが、耳孔を塞がない利点を否定するものではない。路上での運動中に使うなら、耳を塞がないことは必須だろう。その一方で、屋内で使う場合は注意が必要だ。空気伝導の寄与が大きいということは、音漏れが激しいということ。静かな場所で使うのはおすすめできない。
 なお、およそ一年使った時点で電池の不具合が起きた。寒い屋外では満充電にしていても、すぐに電源がオフになってしまう。再度電源をオンにすると「充電されています」とアナウンスされしばらく使えるが、またすぐにシャットダウンされてしまう。気温が10度を切ると症状が出やすい。カタログデータでは0度から45度まで使えるとあったので、修理依頼した。戻ってきてからは、問題なく使えている。2年保証で助かった。

 

 併用しているMDR-EX31BNは発売後8年経過している。スマホに電池残量が伝わらないなど古さを感じることもあるが、密閉型で遮音性が高く、完全ワイヤレスと違って片方なくす心配がないのは良い。

ソニー「MDR-EX31BN」は隠れた逸品なのだ(スタパ齋藤2019年9月4日 06:00)

May 29, 2021

Garminのランニングウォッチで酸素飽和度(SpO2)測定機能が有効化された

海外版のForerunnerシリーズには酸素飽和度(SpO2)を測る機能Pulse Oximeterがある。245シリーズと945に組み込まれている。x45シリーズでも645と45は対応しない。日本版のForeathleteシリーズでは無効化されていた。21年4月末よりForeathlete245, 745,945をはじめ多くの製品で有効化された。

Garmin 「血中酸素トラッキング」機能への対応を4月下旬以降に対象のウェアラブルデバイスで順次開始

 試してみると思いの外低い数字が出る。ためしにベルトを強く締めてみたら、まずまず納得の行く数字が出るようになった。

 

 左が通常どおり締めた場合、右は強く締めている。上側にバンドの端が見えるようになり、下側は皮膚にバンドが食い込んでいる。強く締めることで96%だった表示が100%になった。こうすることでうまく測定できたが、かなり窮屈だ。ランニングウォッチは前腕外側にセンサーを当てている。この部位には大きな動脈がなく測定上不利だ。単発で測定するならともかく就寝中など継続的に測定するのは難しいかなと思う。

 酸素飽和度を見たいなら、手指で計る酸素飽和度計を買ってきたほうが手軽ではないか。下記製品が近所の工具ショップで2,000円程度で山積みになっていた。

Omni OMHC-CNPM001 パルスゼロメーター (ASTRO PRODUCTS)

 

Mar 04, 2021

直射日光下での視認性 Garmin ForeAthlete 245

smartwatchの弱点には電池のもちの悪さとともに、屋外での視認性の悪さがある。

直射日光下ではみづらいものが少なくない。Appleもそこには問題意識があるようで、Apple watch series 6は、従来機比2.5倍明るくなったという。

【1週間レビュー】進化の手応えApple Watch Series 6、充電が便利に!(ASCII; 2020-09-30)

とはいえ、常時表示はこの程度の見え方であり、ランニングしながらデータを読むのはなかなか辛そうだ。

Garminは常時表示の半反射型液晶で、直射日光下でのコントラストは極めて高い。常時このコントラストで表示されるため、心拍数やペースなどのデータは走りながらでも明瞭に読み取れる。

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そのかわり、日蔭での見栄えの良さはバックライト型液晶やOLEDにかなわない。コントラストが低くなるので、特にアナログの文字盤は見づらく感じる。店頭で現物を見た時には運動しながら読み取れるか心配になったが、実際に太陽光下で使ってみたら屋内とはまったく違う印象だった。日中の屋外ランがほとんどなので、太陽光下での見やすさがありがたい。

見やすさではモノクロ液晶のGarmin Instinctの方が上を行く。Instinctは一般的なデジタル腕時計と同等の視認性がある。カラーのForeAthleteはそこまでではないが、ウォッチフェイスを選べばInstictに準じた視認性が得られる。

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アナログの文字盤はコントラストが落ちると、妙に見づらく感じてしまう。数字が読み取れないほどコントラストが落ちるわけではなく、デジタル表示ならば見づらさは感じない。この印象の差は、アナログ時計の針は日蔭でも問題なく見えるはず、という無意識の期待に反しているからかもしれない。見やすさを優先するならデジタルが良いだろう。アクティビティ中の表示もデジタルが基本だ。

Img_2454_20210304183501

暗い場所ではバックライトが点灯する。読み取りは容易だが、黒が締まらない。いかにも液晶に表示していますといった風で、アナログ表示は今ひとつと感じた。デジタルの方が違和感を感じにくいと思う。


watch faceはSHN Tactix D styleを使っている。シンプルで良い

SHN TxD (Tactix D style)

 

 

Feb 26, 2021

ランニングウォッチを選ぶ Garmin ForeAthlete 245

心拍トレーニングがしたくてGarmin ForeAthrete245を買ったところ、思った以上に良かったのでご報告。

 

・これまで使ってきた活動量計

スマートウォッチというか活動量計は以前から使っていて、最初はMisfit Shine、ついでWithings Activiteを使ってきた。Misfitはプールで泳ぐ時にラップ数をカウントできるのが良かった。ディスプレイはLED12個だけで、大雑把な時間はわかるというもの。アメリカで最初の一台を買ったあと2-3台買っている。というのも、品質が安定しておらず数回のバッテリ交換で故障するのが常だった。あまりに長持ちしないので乗り換えたのがWithings Activiteだ。こちらは水に漬けなかったこともあって故障することなく使えた。文字盤は二針とスモールセコンドの構成で、サブダイアルには運動量の達成率が表示される。

 

Misfit、水泳用トラッカー「Speedo Shine」を発売へ--Speedoと提携 Scott Stein (CNET News)2015年08月19日

8カ月バッテリーが持つ腕時計型デバイス「Withings Activite」発売 「今のウェアラブルはウェアラブルではない」 2015年04月17日

Withings Activiteは日常生活の中での歩数や運動強度、睡眠状態の計測はできるがランニングウォッチとしては不十分だった。ランニングでは走行距離、ペース、心拍数くらいはその場で見たい。Withingsのスマホアプリ、Health mateで見ることはできるが、走りながらスマホを取り出すのは何かとリスクが大きい。

 

・走りながら心拍数やペースが見たい

心拍数から運動強度を算出し、トレーニングの強度を調整する心拍トレーニングという方法がある。それには運動中の心拍数を知る必要があるが、スマートウォッチやフィットネストラッカーを使うのが一般的だろう。スマートウォッチはスマホの補助画面の色合いが強く、フィットネストラッカーは運動状態の計測、表示、記録に重きをおいている。とはいえ、心拍数を測定したり、運動強度を表示する程度であれば、どちらも大差ない。

大きく違うのは電池のもちだ。スマートウォッチはとにかく電池がもたない。Apple watchは、発売後5年以上経つのに電池駆動時間が改善しない。こうなると、毎日充電が必要なことを問題視していないのではないかとすら思う。

Apple Watchのバッテリー駆動「18時間」問題が、いつまで経っても改善されない謎について (2020-09-17)

「夜のApple Watch」が来た。あとはバッテリー問題だ 松村太郎 (2020-09-03)

フィットネストラッカーは一週間程度は電池がもつ。腕時計として扱うにはこれくらいは使えてほしい。

 

・Garminの機種多すぎ問題

フィットネストラッカーにも色々あるが、おおむね細身のバンド型のライトな用途のものと、腕時計型のもうすこし本格的なものに分かれる。今回はランニングに特化したランニングウォッチから選ぶことにした。メーカーは、Garmin, Polar, Suuntoの三社が代表格。PCやスマホのアプリはGarmin connectが使いやすそうだった。Garminはラインナップが豊富でもあり、今回はGarminから選ぶことにした。

Garminは良く言えばラインアップ豊富なのだが、必要以上に機種が多すぎる。しかもそれぞれ微妙な機能の差があり、簡単に把握できない。

 

同社の製品はおおまかに言って4つのラインに分かれる。

  • ライフログのvivoシリーズ
  • ランニングウォッチ ForeAthlete
  • アウトドア向けInstinct
  • 全部入り高級路線 Fenix

それぞれのシリーズに10機種以上あり、選ぶに苦労する。たとえばForeAthleteは現行はx45シリーズだが、x35シリーズや半世代古い645/645 musicもラインナップに残っており、ややこしいにも程がある。

旧モデルを除くと、ForeAthleteシリーズでは45, 245, 245music, 745, 945が現行ラインナップになろうか。

245が標準モデル、単体で音楽再生可能な245music、Suicaが使える745, Suicaは非対応だが地図表示が可能な945、245からトレーニング解析機能を落とした45、こう理解した。

 

745は気圧高度計や電子コンパス等センサーが充実していてトレッキング等屋外スポーツで使える利点もあるが、Suicaが使いたければ745、そうでなければ245で良いかなと思う。音楽再生機能は電池のもちへのインパクトが大きいこと、聞きたい曲をあらかじめダウンロードしておく必要があることから、+7,000円で245musicを選ぶメリットは薄い。それならば、+12,000円で音楽、SUICA、センサーが充実した745が良いのではないか。

 

私は、rakuten miniを一緒に持ち運んでいる。音楽再生や決済機能はこちらに振った。最近はストリーミングサービスに依存しており、聞きたい曲をあらかじめローカルに落としおくことが面倒になっているからだ。走っている時は、自分で選んだ、これぞという曲よりも、いい感じのプレイリストをストリーミングサービスで聞く方が意外性もあって良いと感じている。

 

・つづく

選ぶまでが大変だった。今回はここまで。

 

    

Sep 22, 2020

楽天モバイル契約でデータがほとんどパートナー回線に流れている現象について

iPhone Xsで楽天モバイルを副回線に使ってみたところ、データがほとんどパートナー回線に流れていることに気づいた。

Rakuten miniにIIJ mioのeSIMを 楽天モバイルのeSIMはiPhoneへ(Sep 17, 2020)

エリアマップを見る限りでは、生活圏のほとんどがカバーされているので不思議に感じた。

楽天モバイル「公式」スマホはやはり楽天向けにカスタマイズされているという話 (今日の気分はバリいくつ?)

上記ポストを参考に手持ち端末の対応状況を調べた。

公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認

200922_ipxs_rakutenmno
 確かに、楽天回線とパートナー回線のハンドオーバに対応していないとある。実際、電車乗車中に地上部から地下トンネルに入ったところで通信が途切れるのを確認している。iOSでは接続バンドの確認が容易ではないので実機での確認ができていないが、地下のエリアが未整備なのはRakuten miniで確認している。

 楽天扱いの端末は、MNOになってからはもちろん、MVNO当時のものでも、ハンドオーバに対応している。
200922_p30lmvno_rakutenmno 200922_nova5t_rakutenmno  
 MVNO時代に販売した端末に、au網との自動切り替えを仕込んでいたとは考えにくく、SWバージョンのアップデートによってカスタマイズが入るのだろう。
 SIMフリー端末で楽天契約を十分に活用するのはなかなか難しいということか。

Sep 17, 2020

Rakuten miniにIIJ mioのeSIMを 楽天モバイルのeSIMはiPhoneへ

 表題の通り、Rakuten miniにはIIJ mioのeSIMを入れ、楽天モバイルのeSIMはメインのiPhone Xsに入れた。副回線のRakutenと、主回線のdocomo両方でアンテナピクトが立っている。

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 先日購入したRakuten miniはLTE band1非対応の「タイプ3」だったので交換を申し込んだ。3G/4Gの共通バンドで最も重要な2.1GHz対応を無断で削除するとは、信じがたいと感じたからだ。

Rakuten Mini 交換機到着(Aug 14, 2020 遊手好閑)

 契約当初、Rakuten miniを他キャリアで使うつもりはなかった。この端末はeSIMのみの対応で、物理的なSIMカードが使えない。回線を他の端末に移すにはeSIMの再発行が必要になり、その都度手数料3,300円がかかる。手数料を払ってまで移し替えることもないよな、と思っていた。

 

Img_1566_r_20200918130901  ところが、代替機の提供とともにeSIMも再発行となった。Rakuten miniはバッテリ容量が小さく(1,250mAh)、SoCの性能も限定的だ。重いタスクをさせなくても発熱が多く、電池のもちが良くない。サブ機としても用途は限定的だった。一方、メインで使っているiPhone XsはeSIMとのDSDSに対応している。楽天回線をこちらの副回線とした方が使いでがあると考えた。

 

 主回線であるIIJ mioはMVNOで、混雑時には速度低下が起きる。以前は気にならなかったが、都市部に引っ越したことで混雑の影響を受けることが多くなった。速度低下が起きにくいと言われている、MNOサブブランドへの乗り換えも考えていたが、ひとまず楽天モバイルを混雑時のバイパスとして使うことにした形だ。

 

 さて、eSIMの再発行だが、代替機のRakuten miniで回線の開通手続きをとると、端末単体でeSIMへの書き込みが完結してしまう。「my 楽天モバイル」にPC等でログインし、アクティベーションコードをQRコードで表示させる。これをiPhoneで読み込めば、そちらにeSIMが書き込まれる。そのまま何も設定しなくても通信はできるが、テザリングにはAPNの設定が必要だった。(初期設定方法(iPhone・iPad)) 通話にはVoLTEの設定と、Rakuten Linkのインストールが必要だ。

 

 設定画面から自番号が確認できない、"連絡先"の二番目以降に記録した番号が参照できないなど、問題はいくつかあるが、とりあえずデータも音声も使用可能である。

 

 楽天モバイル回線をメイン端末でしっかり使いはじめたら、楽天自社網の展開がまだまだであることが見えてきた。楽天モバイルはエリア補完のためにauのローミング提供を受けている。契約者向けページでは自社網、パートナー網での通信量を確認できるようになっているが、これを見ると通信量のほとんどがパートナーのau網に流れている。

200917_traffic_au_20200917112001楽天回線 8月 0.34GB, 9月 0.02GB

200917_trafic_rakuten au回線 8月 3.97GB, 9月 3.89GB

 

 エリアマップを見る限り、私の生活圏はほぼ楽天回線エリアになっているはずだ。ところが端末はほとんど楽天網をつかんでいないようだ。これは地下鉄で使うことが多いからかもしれない。Rakuten miniで電測していたときに、地下鉄ではパートナー網に依存していることを確認している。

 しかし、それにしても楽天網での通信量が少なすぎる。データが流れなくなることもよくあり、機内モードのオンオフで対応している。再接続すればおおむね復旧する。

Aug 14, 2020

Rakuten Mini 交換機到着

 久しぶりの更新です。

 ご多分に漏れず、1円になったRakuten Miniを購入して「Rakuten UN-LIMIT」1年無料キャンペーンを利用している。商用サービスをはじめたばかりの楽天モバイルにメインの回線をMNPで乗り換える、ということは想定しにくく、サブ端末として持ち運びしやすいRakuten Miniに興味をひかれた。当初から21,800円と安価だったが、1円ならばと、早速申し込んだ。

楽天モバイルの「Rakuten Mini」が1円に(2020/5/27 ケータイwatch)

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 右が最近まで使っていたiPhone SE1、左は以前使っていたNokia NM705iだ。サイズ感はNM705iに近い。画面はかなり小さく、操作に支障をきたすことも少なくはない。QWERTYキーはタイプ困難だ。また、画面内に広告が入っているアプリでは、画面がほとんど広告に占有されてしまうこともあり、使い勝手の面での問題はある。しかし、ちょっとした隙間に押し込んでおけるサイズで、持ち運びがしやすい。サブ端末の位置づけなので、これは非常に助かる。昨今のスマホは大きくなると同時に重くもなっており、iPhoneの大画面モデルは200gを超えている。ここまで肥大化されると、走るときには邪魔でしかない。(そんな時はApple watchを、ということなのだろうが)Rakuten Miniは79gと非常に軽量である。

 電池のもちが良くないため使う場面は限られるものの、サブ端末として便利に使っていた。

 そこへ発覚したのが、対応周波数無断変更問題である。日本を含め世界中のキャリアが広く使用している、2.1GHz帯(LTE Band 1, WCDMA Band I)への対応を、総務省にも、消費者にも無断で削除した事件だ。この件で楽天モバイルは総務省から行政指導を受けている[1]

なぜこうなった!? 改めて「Rakuten Mini」の周波数“無断”変更問題を知る(2020/6/30 IT media)

 手元のRakuten Miniはいわゆる「タイプ3」で、北米ローカルのBand 4に対応する代わりに、全世界で使われているBand 1が削られたものだった。これを他キャリアで使うことはあまり考えていなかったこと、海外ローミングも当分考えにくいことから、LTE Band 1が使えなくても実害はないのだが、仕様と違う品物を渡されたことで気分は良くない。そこで交換を申し出たところ、1ヶ月あまりで代替機が到着した。

 まずは、対応バンドを確認した。バンドの表示にはQuickShortcutMakerを使っている。

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 左が交換前、右が交換後である。交換後は「タイプ2」の対応バンドになっている。

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 交換をリクエストした際に、「色が変わるかもしれない」と言われていた。購入した端末は白だが、代替機は赤だった。赤はフチのメッキがない。液晶周辺の枠も黒で、かなり雰囲気が違う。iPhone4風味から、iPhone5c風味に変わった感じだ。スクリーンオフだと、フチの広さが目立たないぶん、赤の方が今風にみえる。

 この端末はeSIMのみ対応で、SIMカードの差し替えによる回線の移し替えができない。今回は端末交換に伴いeSIMが再発行されている。これには通常は手数料3,000円かかるが無料で再発行された。さて、この楽天回線をRakuten miniに入れるか、それとも、iPhoneの副回線に入れるべきか。

[1]楽天モバイル株式会社に対する特定無線設備の取扱いに係る電波法令の遵守及び利用者利益の保護の徹底に関する指導 (令和2年7月10日 )

Dec 02, 2018

意外に使える、Micro Four ThirdsボディでのFourthirdsレンズ

 手持ちのFourthirdsレンズを、マウントアダプタでLUMIX GX7 Mark IIIに取り付けてみた。

 コントラストAFが謳われていない、ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5や50-200mm F2.8-3.5でも、AFが動作するのが確認できた。ピント面を尺取り虫のように行きつ戻りつ動かして、ピントの山を探る動きをするため、合焦までひと呼吸を要する。

「AF_11-22mm_SD.mp4」をダウンロード

 ハイスピードイメージャAF対応の、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 IIの場合は、一息でピントが合う。ピントの山付近まで一気に動いたあと、わずかに折り返して合焦する。

「AF_14-54mm_SD.mp4」をダウンロード

 PanasonicのMicro FourThirdsレンズでは空間認識AFが効くようで、LEICA DG Summilux 15mm /F1.7は、更に早い。コントラストAF特有の、ピントの山の前後を往復するウォブリングが、ほぼ認識できない。これと比べてしまうと、ZD 14-54mm IIのAF動作が遅く感じられるが、動体相手でなければ、十分使える範囲だと思う。

 ただ、ハイスピードイメージャAF対応のFour Thirdsレンズはごく限られている。
Q:ハイスピードイメージャ AF に対応しているフォーサーズ規格のレンズを教えてください。

 手持ちレンズでは、ZD 14-54IIを除くと、E-620のキットレンズだったZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6だけだ。このレンズは単体では小型軽量なのだが、FourThirdsアダプタを付けると、その利点がスポイルされてしまう。描写は悪くないのだが、14-54 IIとくらべてテレ端がかなり暗い。サイズの面のメリットが少ないとなれば、積極的に使う理由が見いだせない。

ZD 11-22mmは、最低限使える印象を持っているが、ZD 50-200mmは、焦点距離が長く、被写界深度が浅いため、デフォーカスした状態からのAFは、合焦までの時間がかかる上、ピントの山を見つけられないことも少なくない。望遠レンズは、Micro Four Thirdsレンズへの買い替えが必要と感じている。画質の面では、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROに定評があり、価格的にもどうにかなる範囲ではあるが、空間認識AFの威力を見てしまうと、Panasonicにしようかな、と思う。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S. が、ZD 50-200に近いスペックで使いやすそうだが、あまりにも高すぎるので、LUMIX G VARIO 100-300/4.0-5.6 II POWER O.I.S.が現実的なところだろうか。その前に、明るい中望遠かな。

Nov 26, 2018

(ようやく)デジカメを買い替えた

 結論から言うと、PanasonicのDC-GX7 markIIIを購入した。Micro Fourthirdsの、RF風レンズ交換式カメラである。

デジカメwatch; Panasonic LUMIX GX7 Mark III (外観・機能編)(2018/3/14)
デジカメwatch; Panasonic LUMIX GX7 Mark III(実写編)(2018/4/3)

 これまでメインに使っていたのは、OLYMPUSのXZ-2、これでどうにもならない被写体には、古い古いE-620を持ち出していた。E-620は2009年発売なので、ほとんど10年前のカメラだ。超広角や望遠レンズがが必要な時には持ち出していたが、高感度撮影では、今時のスマホにも負ける有様。XZ-2も、2012年発売で、こちらも新しくはない。

遊手好閑; 今さらながらOLYMPUS XZ-2購入(Jul 15, 2014)

 コンパクトデジカメなのでAFに難はあり、拡大MFで対応していたが、動きものはお手上げだ。一昨年夏のSan DiegoでのMiramar Air showで、手持ち機材ではどうにもならないと思い知らされたが、それっきり航空祭の類いに行けていない。機材の買い替えも伸び伸びになっていた。

 飛行機を撮るのであれば、デジタル一眼レフが最適解だろう。 動体撮影に定評のあるNikon D500も、発売から二年余りを経てかなり値がこなれてきた。レンズは上をみればきりがないが、AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRは、値段の割によく写ると聞いている。この組み合わせなら、価格的に現実的な範囲だ。

 しかしながら、そこまで飛行機を撮りに行かないのよね。航空祭ともなれば、これより遥かに高価な機材を持ち込む方がたくさんいて、ネットにも見事な作例が上がってくる。しかしながら、高性能なカメラシステムはどうしても大きく、重くなる。135フルサイズともなれば、尚更だ。ボディはもちろん、レンズも巨大になる。現場にこうした撮影機材を持ち込むためには、様々な犠牲を覚悟しなければならない。自分にとって、写真撮影のプライオリティはそこまで高くない。他に機材に命をかけている人がいるなら、わざわざ自分で撮る必要はないよね、とすら思う。

 撮影機材は現場に持ち込まなければ意味がない。機材を持つことが自分の行動の足かせになっては意味がないので、これまでも、あまり苦労せずに持ち運べるサイズであることを、カメラ選びの条件にしてきた。

 よって、ボディやレンズのサイズは持ち運びに不自由しない範囲で、スマートフォンに追加して持ち運ぶに足りる画質が確保できること、というのが、機種選定の条件になる。最近検討したのは、次の3候補だ。

候補(1) Panasonic Lumix GM5

候補(2) Panasonic Lumix LX100/ II

候補(3) FUJIFILM X-E3

レンズをどうしようか…

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Oct 14, 2018

EliteDesk 800 G1にM.2 NVMe SSDを増設した

 サブマシンとして追加したデスクトップPC、購入時には128GBのSSDが内蔵されていた。あくまでサブなので、この容量でどうにかなるかと思っていたが、早くも残り20GBを切ってしまった。

遊手好閑; デスクトップPC再導入(Oct 02, 2018)

 本機は標準的なSATA 2.5inch SSDを採用しているので、これをより大容量のものに交換するのが簡単だ。SATAのSSDは500GBで1万円程度になっているので、コストパフォーマンスも良い。しかし、EliteDesk 800 G1にはM.2(type 2280)の空きスロットがある。拡張の余地が少ないコンパクトデスクトップなので、できれば2.5inch ベイは空けておきたい。また、このM.2スロットは冷却ファン直下にあり、一般に発熱が激しいNVMe SSDを取り付けるに好適である。

 サブマシンの位置づけは変わらないので、ローカルストレージは256GBで足りるはず。SATAと比べると容量あたりのコストは二倍近くになるが、NVMeタイプのSSD、Plextor M8Peを入れてみた。

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181012_plextor_m8pe ベンチマークテストでのパフォーマンスは非常に高く、Sequential read 1,650MB/s, Write 850MB/sに達する。本機のM.2スロットは、PCI Express Gen2 x4なので、公称値のread 2,400MB/s には届かないが、SATAでは、Rev. 3でもありえないスコアである。大量のファイルを読み書きする場面では、ベンチマーク通りSATAより短い時間でタスクが完了する。Windowsのインストールは、見たことがないような早さで終わった。

181012_sandisk_x300s これまで使っていた、SATAのSSDは、それぞれSeq. read 440MB/s、write 230MB/sなので、4倍ほど差がついている。
 ただし、日常的な速度の差を感じることは、ほとんどない。デスクトップ用途には、SATAでも充分に早いということだ。大量のデータを読み書きして初めて差が出るようで、並列度の高い高速なプロセッサで、動画編集をするような用途でないと、ディスクの早さを生かせないのではないか。

 また、登場して日が浅いデバイスならではの互換性の問題もあり、下調べに時間を要した。

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