10月1日より、ソフトバンクのメール(MMS)の課金体系が、容量ごとの五段階からパケット単位課金に切り替わっている。発表時点では、とりあえず1パケット128byte換算でグラフを作成し、「テキストベースの短いメールのやりとりがメインなら、「パケット定額フル」に切り替えても、極端に不利になることはなさそうだ。」と結論づけたが、これは間違いだった。
遊手徒食; ソフトバンクのMMS課金体系の変更(Aug 27, 2008)
指摘を受けて改訂後のパケット通信料の目安(概算)を参照したところ、送受信ともに128byte/0.21円換算から大きく外れていることを確認した。

改訂後の料金表から算出した赤線と、改訂前の青線を比べると、ほとんどの場合で改訂後の方が高くつくことがわかる。
この表は前回と異なり、定額制未契約の場合の料金だ。パケットし放題適用時の料金を知りたければ、縦軸に0.4をかけてもらえばいい。パケット通信料の目安からは受信時10KBと15KB、送信時は10KBをplotした。これより少ない場合の料金は全角文字換算で示されているが、文字の場合の料金は解釈に苦しむものになっているので、いったん省略して、あとで改めて考察する。
改訂後は送信と受信が別料金になっており、 容量の小さい範囲ではおおむね送信の方が高い。送信では10KBと100KBの料金が公開されているので、そこから線形近似したのが赤色の直線だ。転送容量を0.21円/128byteで単純計算した場合、緑色の線になる。前回はこれを改訂後の料金として示していた。
300KBまでをプロットした。パケット通信料の目安には100KBまでの料金しか記載されていないので、300KBの送信に800円は推定値だ。受信時の料金は非線形なので、送信を線形で推定して良いのか自信が持てない。せっかく線形近似してみたので送信料金とパケット単純換算のグラフの傾きを比較すると、0.21円/128byte換算の1.5倍を超えている。MMSの添付ファイルはBASE64エンコードされているので33%の容量増加は理解できる。あと1.2倍の根拠がわからない。
わからないといえば、目安が示されている範囲でも容量によって送受信どちらが高いかが異なるのも不可解だ。10KBでは送信の方が高いが100KBだと受信の方が高くなる。
添付のときの料金と同様、文字のときの料金も不可解だ。料金表をプロットすると、下図のようになる。

送信文字数と料金の関係が一見して非線形だ。なんだこりゃ。

これら不審な点を窓口に問い合わせたところ、メールの送受信には本文以外のデータもあるので、単純計算とは異なると説明を受けた。0文字でも3.15円の課金が発生し、64文字までは3.15円、あとは64文字増えるごとに0.21円増えていくという。ふうん。
受信の傾きは0.0034なので、64かけると0.218。受信はこれで説明できるが、送信は明らかに説明と異なる。非線形なんだから。
それに、SMSやMMSはUTF8でエンコードされている。UTF8で全角は3byteでエンコードされるので、全角5,000文字と添付ファイル約10KBが同じ料金になること自体おかしい。文字コードや添付ファイルのエンコードについて、もう少し突っ込んだことを聞きたく、技術的な質問に答える窓口はないか、と尋ねたが、この説明が全てでそれ以上の説明はできないと言われた。
となれば、ソフトバンクのメールは、はっきりしない根拠で課金されている、と指摘せざるを得ない。皆様せいぜいお気を付けください。
なお、docomoの場合、送信文字数と料金の関係はきちんと線形になる。

パケット通信料金(概算)
SBMとくらべると少々高いが、出している情報に矛盾がないため信用できる。SBMには逆のことが言えるな。
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