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February 2008 posts

Feb 26, 2008

Thinkpad X40、Access Connetions 4.xでの無線LAN不具合をfix

・abstract
 結論から言えば、"オンスクリーン ディスプレイ"のバージョン違いが原因。AccessConnections4.xでは、"オンスクリーン 表示5.06"が不具合を起こす。"オンスクリーン ディスプレイ 3.40.x"が必要。

 これを突き止めるまでの回り道が以下延々と続く…sad


・Access connections 4.xで不具合発生

 Thinkpadでインターネット接続は、有線、無線LAN、ダイアルアップまで"ThinkVantage Access Connection"というソフトで一元管理されている。利用場所ごとに作成したプロファイルで、接続先やproxy、通常使うプリンタなどをまとめて切り替えられる便利なものだが、手元の環境では、昨秋公開された4.xで、不具合が起きていた。

 AccessConnections 3.8xでは正常に動いていた。4.xを導入したところ、初回のみ接続できるが、リブートすると無線LANが使えなくなってしまう。無線LAN mini PCIカードはデバイスマネージャでは正常に認識されているが、AccessConnectionからは見えない。
 一度こうなってしまうと、AccessConnetionを外してWindowsの標準機能を使っても接続ができなくなる。通常はFn+F5で無線LANの電源オンオフが切り替えられるが、反応がなくなる。OSDメニュー上で表示とインジケータのLED表示が一致しなくなる。

 こうなると無線LANドライバの削除もできなくなる。"ソフトウェア導入支援"からドライバを削除しようとしても、途中で止まってしまう"ソフトウェア導入支援"の導入済みドライバ一覧に、
"ワイヤレスLAN (IBM 11a/b/g) 4.1.102.1095"
"ワイヤレスLAN (Thinkpad 11a/b/g) 4.1.102.1095"
と、よく似た名前のドライバが二つ登録されているのも怪しい。片方だけ消せることもあるが、もう片方が消せないことが多い。
 
 時として両方の削除に成功することもあるのだが、ドライバを再導入しても無線LANは使えない。こうなるとリカバリするしかない。バックアップツールの"Rescue & Recovery"がよく出来ているので、USB HDDからのリストアで自動的に環境を復旧できる。時間はかかるが復旧は簡単なので、特に原因を追究することなく古いバージョンのAccessConnections を使っていた。3.81なら問題なく使えるのだ。

 そんなこんなで半年が過ぎた。


・無線LANカードを購入

 今使っている無線LANカード(IBM ワイヤレスLAN 802.11a/b/g Mini-PCI カード)はJ52のみの対応で、ファームアップデートによるW52対応もできない。ドライバが二重登録されている疑いがあるので、AC 4.xでの不具合は、mini PCI無線LANカードが怪しい気もする。それもあって、W52に対応できるカードを探していたところ、今回、"FRU;39T0391 ThinkPad用 Intel PRO/Wireless 2915ABG"を見つけた。

 しかし、Intel PRO/Wireless 2915ABG は、Thinkpad X40では使えない可能性がある。Lenovoの部品番号のFRUは違うが、X40で2915ABGが使えない、という情報があった。

41N2992 Intel Pro/ワイヤレス 2915ABG Mini PCI アダプター - サポート対象機種の訂正

 ここで動作しないとされているのは、FRU;41N2992、 見つけた品はFRU;39T0391だ。リビジョンが違うのだろうか?

 一方、X40のパーツリストには、39T0391が載っている。

ThinkPad X40 (MT 2369/2370/2371/2372/2382/2386)保守マニュアル(PDF)

 サポート対象機種の訂正は2006年、パーツリストは2005年版。パーツリストが更新されていないだけかもしれないと思ったが、いっちょ注文してみた。

 Pict3605r

 左が今回購入した、"39T0391 ThinkPad用 Intel PRO/Wireless 2915ABG"
 右がこれまで使っていた、"91P7303 IBM ワイヤレスLAN 802.11a/b/g Mini-PCI カード"

 カードを入れ替えて、PCを立ち上げてみたら、BIOSでハネられた。

 error 1802; Unauthorized network card is plugged in, power off and remove the Mini PCI network card

 FRU 39T0391でも、X40でIntel PRO/Wireless 2915ABGは使えないということだ。


・ソフトウェアの原因追求

 仕方ないので、元のカードに戻し、ドライバ再導入を始めた。

 導入前にざーっとドキュメントを読んでいたところ、ある点に気が付いた。

 AccessConnections 4.5は、導入要件にThinkpad ホットキー機能を挙げている。

ThinkPad ホットキー機能 (Windows 98/98 SE/Me/NT 4.0/2000/XP) バージョン 1.24.0603 以上

 これは三つのソフトを束ねたもので、現行バージョンの"Thinkpad ホットキー機能 Ver.1.31.0610"は、

"オンスクリーン ディスプレイ 3.40.01"
"Thinkapd 全画面拡大機能 1.17"
"Thinkpad Web ナビゲーション キー エージェント 1.11"

から成る。

 自分の環境を確認したところ、後者の二つは同じバージョンのものがインストールされているが、オンスクリーンは、"オン スクリーン表示 5.06.00"という、微妙に名前の違うソフトがインストールされていた。
 Thikpad ホットキー機能のインストーラでは、"オン スクリーン表示 5.06.00"の方が新しいバージョンであるとされ、"オンスクリーン ディスプレイ 3.40.01"は導入されない。

 しかし、ホットキー機能に問題があるとすれば、これまでの不具合に説明がつく。無線LANの電源オンオフはホットキー機能の制御下にあるからだ。ホットキーでの操作とLED表示が一致しなくなるのは、そのものずばり。また、AccessConnectionから非互換の電源操作要求があれば、不具合がおきることもあるだろう。無線LANドライバが外せなくなるのはホットキー機能からドライバを呼んでいるのが原因だったかもしれない。


 そこで、"オン スクリーン表示 5.06.00"を削除して、"オンスクリーン ディスプレイ 3.40.01"を導入、無線LANドライバの

"ワイヤレスLAN(ThinkPad 11a/b/g) (Windows 2000/XP/XP Tablet PC Edition 2005) Ver.4.1.2.156"

を、導入し、AccessConnectionを導入した。

"ThinkVantage Access Connections(Windows 2000/XP) 4.50"

 
 これで、AccessConnections 4.xも含め正常に動作するようになった。"オン スクリーン表示 5.06.00"がどこで入ったのかは謎だ。

 しかし、Intel PRO/Wireless 2915ABGは、完全に無駄になったなー

Feb 23, 2008

梅が咲いた。

梅盆栽
ZUIKO digital 14-45mm F3.5-5.6 (F/7.1 1/200s 45mm ISO100)

 梅が咲いた。

 去年は2/14に最初の一輪が開花したので、今年は一週間遅れとなった。1月、2月が寒くなっただけで今年も暖冬だな、と思っていたが、去年は今年以上の暖冬だったようで。

 室内に持ち込んで撮ってみたが、梅は香りが強い。あまり高温に晒すのは良くないかと思って外に戻したが、いまも甘い香りが漂っている。

 これは2006年3月に買ってきた盆栽で、買ってきたその年と、翌年2007年の二回剪定をしている。梅は剪定しないと伸びるばかりで花が付かなくなるという話なので、毎年花が散ったあとに枝を落としていた。枯らさないためには葉芽が残るようにしてやらければならないので、切れる場所は限られている。どんな樹形にもって行きたいか、なんて戦略は一年スパンじゃ立てようがない。真剣にやる人は、十年単位で取り組んでいるのだろうな。


遊手徒食;梅林公園に行ってきた(Mar 05, 2006)


Feb 22, 2008

ジェルジェットプリンタ IPSiO G505 印刷時のスジ、カスレ対策

 Richoのジェルジェットプリンタ、IPSiO G505を一年半ほど使ってきた。レーザプリンタの導入で主力から外れたものの、カラー出力用に残してある。累計印刷枚数は、約2,200枚。少し前からマゼンタのカスレが気になっていたが、遂に完全に色が抜けてしまった。

マゼンタの脱落した印刷結果

 右がそのときの出力、左側がノズルチェックパターンだ。ほぼ半分抜けており、MがYに混ざっているところもある。色が混ざるということは、ヘッドの移動経路のどこかに両方のヘッドが当たっているということだ。

 ジェルジェットは廃インク受けに捨てた廃インクが盛り上がってヘッドに付着し、ノズルを詰まらせてスジが出ることがある、と聞いてたので、清掃を試みた。

注意:DIYでの清掃は自己責任で。メーカーなどへの問い合わせはご遠慮願います。

 廃インク受けは通常は触れられない位置にあるので、以下の手順でキャリッジを移動させる。

1.上カバーを開けたまま電源投入
2.しばらくしてキャリッジが左に移動する。中央付近で手で止める。
3.電源オフ

廃インク受けと維持ユニット

 金属棒右側に、四角形の廃インク受けが見えるようになった。オレンジ色の矢印で示した側に廃インクが堆積し盛り上がっている。

廃インクの盛り上がり

 横から見るとこんな感じ。これを取り除けば良い。

 緑色の矢印で示した部品は、奥行き方向(青色矢印)に動いて廃インクを掻き落とすワイパーのようなものだ。モータで駆動されているため、無理な力をかけけないよう注意する。

清掃完了

 盛り上がっていた廃インクが除去できた。

修理後の印刷結果

 ヘッドクリーニングを行い、再度印刷してみたところ、今度はきちんとマゼンタが出た。


 直ったところでなんだが、インクジェットの買い替えを考えている。
 レーザープリンタを入れたことで、インクジェットに求めるものが、大量印刷でのランニングコストと印刷速度から、一回の補充での支払額の圧縮と印刷品質に変わってきたからだ。このままジェルジェットを維持するか、適当なインクジェット複合機へ買い換えるかで迷っている。G505のインクカートリッジひと揃いと、Canon、EPSONあたりの下位グレードの複合機の値段があまり変わらないのだ。
 どちらにするかはインクカートリッジが切れたところで決めるつもりでいたので、簡単な修理で復旧してくれて助かった。


遊手徒食;RICHO IPSiO G505 Y,Mインク切れ(Apr 27, 2007)
遊手徒食;RICHO IPSiO G505 C,Bインク切れ(Apr 20, 2007)
遊手徒食;IPSiO G505 半年経過(Dec 23, 2006)
遊手徒食;ジェルジェットプリンタを買った。RICOH IPSiO G505(Jul 01, 2006)



Feb 20, 2008

HD HVD撤退

東芝、HD DVD事業から撤退。3月末で終息に -DVDレコーダは継続も「BDの予定はない」

 大方の予想より早く、HD DVDの撤退が決まった。
 HD DVDレコーダは店頭在庫限りとなる。

 規格としてのHD DVDは消滅するが、DVDレコーダとして使うには何の問題もない。撤退発表を受けてRD-A300や、後継のRD-A301あたりが安くならないかな、と電気屋を見てきたが、特に動きはないようだ。

 ちっ

東芝、HD Rec対応の新VARDIA「RD-A301」(AV watch)

Feb 19, 2008

ウィルコムの「新つなぎ放題」

 先日willcomの春商戦向け端末が発表された折、データ通信の料金改定が予告されていた。イー・モバイルやauの参入でwillcomのデータ通信プランは競争力を失っている。見直しはむしろ遅すぎたぐらいだ。

ウィルコム、「HONEY BEE」「X PLATE」など新モデル発表(ケータイwatch)
近々にもデータ通信の料金改定などを含めた見直し策を発表する意向を示した。

 そんな流れできょう、新料金プランが発表された。

ウィルコム、月額3,880円のデータ通信プラン「新つなぎ放題」(ケータイwatch)

 定額接続が安くなった。
 3,880円は、8xの従来料金12,915円と比べれば大幅な値下げだ。でも、個人的に期待していたのはこれじゃない。

 現状、PHSでの接続が必要になることは月に一度以下しかないので、定額が安くなってもあまり意味がない。以前は月額2,079円のデータパックminiを契約していた。64kbpsしか出ないプランだが、PCカードスロットに完全に収納できるAH-H407Pとの組み合わせでけっこう満足していた。

 それでも、使わない月がふた月も続くと、月の支払いがもったいなく感じるようになってくる。結局、年契約が終了した時点で解約してしまった。
 余談だが、年契約の解除月が限定されていなければ、最低でもあと数ヶ月は契約していたはずだ。それが、今月中に解除しないと違約金が付くとなると、踏ん切りがついてしまう。今、決断しないと損だと思ってしまうのだ。年契約で引き止められた顧客と、年契約の切れ間で失った顧客、どちらが多いのだろうか。


 話を戻しそう。
 こういうライトな用途には、b-mobile hoursが向いているのだろうが、専用端末は一般的なCFタイプになる。ここが難点だ。使用頻度が低いのだから、持ち運ぶときに邪魔になって欲しくないのだ。

 と、いうわけで、

 4xで充分だから、維持費の安いプランを検討してもらえませんか? willcomさん。

 料金プランは今のままでいいから、スロットに完全収納できる端末を検討してもらえませんか? 日本通信さん。

b-mobile HOURS専用端末は、こんな感じ。
b-mobile HOURS 150h 150時間 パッケージVista
b-mobile HOURS 150h 150時間 パッケージVista

Feb 11, 2008

MacBook Air、1.8inch HDDでも遅くない

本田雅一の「週刊モバイル通信」第403回 ; MacBook Airの“凸凹(デコボコ)”具合

 名古屋のApple storeでMacBook Airを見てきた。

 高価なSSDモデルはともかく、HDDモデルは1.8inchという時点で問題外と思っていた。容量の少なさもあるが、速度の面で問題があると考えた。いま使っているThinpad X40も1.8inchだが、HDDの読み込みで待たされることが多い。Airには比較的高速のCPUが使われているが、HDDがシステム全体の足を引っ張るだろうと予想していた。

 ところが、実際に触ってみると意外に早い。操作していて読み込みを待たされることは少なく、HDDの転送速度が効いてくるコールドブートでも60秒強で済む。1.8inchだから問題外、と思っていたが、これは困ったぞ…

 もっとも、デスクトップの更新が先なので、デスクトップ代替になりえないAirを先に買うことはないと思う。
 問題はデスクトップMacにちょうどいいプロダクトがないこと。iMacは液晶の質に難があるので、選択肢に入らない。となると、残るはMac miniかMac pro。Mac proはヘビーに過ぎるが、Mac miniはミニマルに過ぎる。持ち運ぶノートでの切捨ての美学には共感するが、デスクトップでそれをやられてもなあ。

Feb 03, 2008

Sigma DP1 実写画像公開

【1st Shot】【速報】シグマDP1(β版) PMA08現地実写画像(デジカメwatch)

 Sigma DP1の実写画像が公開された。サンプルは470万画素のJPEG画像。Foveon X3は1ピクセルから色情報まで取り出せるため、画像のドットは撮像素子のピクセルと1:1対応する。このため原理的に高い解像度を持つ。

 カラーフィルタがベイヤ配列の一般的な撮像素子では、画像1ドットを得るのに撮像素子のR,G,B,4ピクセルが必要になる。平面上に広がる4画素からの情報を合算して、画像1ドットを得ている。周辺画素の情報を合算することで低下した解像度は、画像処理で補完する。最近では処理手法が進歩したため、不自然さを感じることは少なくなったが、素性の良い方法ではない。

 DP1の画像を見たところ、高い解像度を持ちながら違和感がない。やはりこの点ではFoveon X3にアドバンテージがある。レンズも周辺部で多少色収差が残るものの、歪みは少ない方だろう。


 その一方、発色は過去のFoveon X3搭載機と同様、パッとしない。この素子は波長ごとの縦方向への透過率の違いを用いて分光する。波長が長い赤色の光は最深部まで透過するが、緑は中間まで、青は表面から入射してすぐに減衰する。この構造のせいか青、赤の発色は悪くないが、緑の発色が良くないように感じる。

 そんなわけで、作例にあるように建物はよく撮れるのだが、植物の描写はいまひとつ。葉が一枚一枚描写されるのは良いが、あまりいい色が出ていない。この発色が改善されないと、選択肢にはならないかなあ。

 それから、画素ピッチが大きい割りには高感度でのノイズが少なくない。ノイズ低減処理は後処理での画像処理の寄与が大きい。これまでの搭載機の傾向からもこの点には期待していなかったが、画素ピッチの大きさから高感度特性に期待している向きは、注意が必要だ。


 コンパクトデジカメといえば、フジのFinepix F100fdも気になっている。
富士フイルム、28mmからの5倍ズーム搭載「FinePix F100fd」(デジカメwatch)

 こちらはサンプル待ち。F31fdからF40fd、F50fdへの画素数増で失った高感度特性をどこまで取り戻せているか、5倍ズームレンズの歪曲はどの程度かに注目したい。
 
 
 筐体デザインは、普通というか、普通以下というか。
no image
FUJIFILM デジタルカメラ FinePix (ファインピックス) F100fd ダークシルバー FX-F100FDDS

Feb 02, 2008

sigma DP1 PMA08版発表

 PMA07で、2007年度中の発売を予告していたsigmaのDP1。所要の画質を得られないとのことで、画像処理パイプラインの再構築に着手し越年した。

シグマ、「DP1」の開発状況を発表 ~画像処理パイプラインに大幅な変更(デジカメwatch)

 そうして年が明け、今回、発売時期は2008年春、予価99,800円前後と発表された。

シグマ、「DP1」の発売時期と価格を発表 ~仕様変更してPMA08に展示(デジカメwatch)

【PMA08】「DP1」と「200-500mm F2.8」の動作モデルを出品したシグマブース(デジカメwatch)

 価格的には予想の範囲内だ。かつての銀塩コンパクトと比べると割安とさえ感じる。デジタルでは、フィルム給送系は省略できるものの、撮像素子、画像処理系、表示系などが必要になる。それを考えるとよくやっているなと思う。

 ただ、いま、カメラに10万円使えるなら、たぶん交換レンズを買うだろうなあ。DP1が余程いい絵を出すようなら、また考え方が変わるかもしれないけど。

遊手徒食:sigma DP1 PMA07版(Mar 13, 2007)
遊手徒食:Sigma DP1(Sep 27, 2006)
 
 
 Amazonは発売予定日を2008年3月31日としている。ビックカメラ.com、ヨドバシ・ドット・コムではともに「今春発売予定」。
シグマ デジタルカメラ DP1
シグマ デジタルカメラ DP1

Feb 01, 2008

フルタイムライブビュー搭載、SONY α350

ソニー、「クイックAFライブビュー」搭載デジタル一眼レフ「α350」 (デジカメwatch)

 OLYMPUSで言うところの、ライブビューAモードを搭載したDSLRがソニーから出る。

 ライブビュー可能なDSLRは各社から出ているが、現在市場にある製品はライブビュー時のAFに難がある。Canon, Nikon, Panasonicの製品はコントラストAFも使えるが、速度、精度両面で問題があるようで、位相差AFも使えるようになっている。これは、"ミラーダウン→AFセンサーで測距→ミラーアップ"のシーケンスで測距するもので、レスポンスが良くない。

 AFセンサを用いた位相差AFには、ライブビュー専用の撮像素子を別に乗せるのが手っ取り早い。OLYMPUSが二年前に発売したE-330には、ライブビュー専用CCDが乗っていた。E-330は特殊用途を除けば最初のライブビュー対応DSLRだが、その後出た機種は、OLYMPUS製を含め、ライブビューの使い勝手の点ではむしろ後退している。

オリンパス、初のライブビュー機能搭載一眼レフ「E-330」(デジカメwatch)

 α350は、ペンタダハミラーの一面を可動とし、ライブビュー専用撮像素子に光軸を曲げる。こうした構造のせいか、ファインダー倍率が0.74倍で、0.83倍のエントリー機より落ちている。これはE-330も同様で、ライブビュー非対応のE-330が1.0倍だったのに対し、0.93倍に低下した。フルタイムライブビューは、光学ファインダとトレードオフにならざるを得ないが、それだけの価値は十分あると思う。


 α350を見ていて気になるのは、フラッシュの高さが低いことだ。α200もそうなのだが、α100の半分程度の高さまでしか上がらない。キットレンズではさすがに大丈夫だろうが、太い広角レンズをつけた場合、フラッシュ光がけられる恐れがある。

 もうひとつ気になるのは、1,420万画素の画素数だ。画素ピッチはFourthirds 1,000万画素と比べて8%ほど大きいのではあるが、銀塩用レンズやキットレンズで必要な解像度が得られているか疑問が残る。αに限らず、DSLRは既に銀塩用レンズでは解像度が足りない領域に足を踏み入れており、レンズを使いまわしても満足な画質が得られないケースが目立ってきた。せっかくマウントを継続も、銀塩時代の「レンズ資産」があまり意味をなさなくなってきているように思える。


SONY デジタル一眼レフカメラレンズキット α350 レンズキット DSLR-A350K
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