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Nov 23, 2008

ソフトバンクのメール料金改定、実は短いメールでも値上げでした

 10月1日より、ソフトバンクのメール(MMS)の課金体系が、容量ごとの五段階からパケット単位課金に切り替わっている。発表時点では、とりあえず1パケット128byte換算でグラフを作成し、「テキストベースの短いメールのやりとりがメインなら、「パケット定額フル」に切り替えても、極端に不利になることはなさそうだ。」と結論づけたが、これは間違いだった。

遊手徒食; ソフトバンクのMMS課金体系の変更(Aug 27, 2008)

 指摘を受けて改訂後のパケット通信料の目安(概算)を参照したところ、送受信ともに128byte/0.21円換算から大きく外れていることを確認した。

Mms_15_3

 改訂後の料金表から算出した赤線と、改訂前の青線を比べると、ほとんどの場合で改訂後の方が高くつくことがわかる。

 この表は前回と異なり、定額制未契約の場合の料金だ。パケットし放題適用時の料金を知りたければ、縦軸に0.4をかけてもらえばいい。パケット通信料の目安からは受信時10KBと15KB、送信時は10KBをplotした。これより少ない場合の料金は全角文字換算で示されているが、文字の場合の料金は解釈に苦しむものになっているので、いったん省略して、あとで改めて考察する。

 改訂後は送信と受信が別料金になっており、 容量の小さい範囲ではおおむね送信の方が高い。送信では10KBと100KBの料金が公開されているので、そこから線形近似したのが赤色の直線だ。転送容量を0.21円/128byteで単純計算した場合、緑色の線になる。前回はこれを改訂後の料金として示していた。

Mms_300_2 

 300KBまでをプロットした。パケット通信料の目安には100KBまでの料金しか記載されていないので、300KBの送信に800円は推定値だ。受信時の料金は非線形なので、送信を線形で推定して良いのか自信が持てない。せっかく線形近似してみたので送信料金とパケット単純換算のグラフの傾きを比較すると、0.21円/128byte換算の1.5倍を超えている。MMSの添付ファイルはBASE64エンコードされているので33%の容量増加は理解できる。あと1.2倍の根拠がわからない。

 わからないといえば、目安が示されている範囲でも容量によって送受信どちらが高いかが異なるのも不可解だ。10KBでは送信の方が高いが100KBだと受信の方が高くなる。


 添付のときの料金と同様、文字のときの料金も不可解だ。料金表をプロットすると、下図のようになる。
Mms_text_c_2

 送信文字数と料金の関係が一見して非線形だ。なんだこりゃ。

mms_charge
(メール・ウェブ料金 | SoftBankより引用。2008年11月23日取得)

 これら不審な点を窓口に問い合わせたところ、メールの送受信には本文以外のデータもあるので、単純計算とは異なると説明を受けた。0文字でも3.15円の課金が発生し、64文字までは3.15円、あとは64文字増えるごとに0.21円増えていくという。ふうん。

 受信の傾きは0.0034なので、64かけると0.218。受信はこれで説明できるが、送信は明らかに説明と異なる。非線形なんだから。

 それに、SMSやMMSはUTF8でエンコードされている。UTF8で全角文字は3byteでエンコードされるので、全角5,000文字と添付ファイル約10KBが同じ料金になること自体おかしい。文字コードや添付ファイルのエンコードについて、もう少し突っ込んだことを聞きたく、技術的な質問に答える窓口はないか、と尋ねたが、この説明が全てでそれ以上の説明はできないと言われた。

 となれば、ソフトバンクのメールは、はっきりしない根拠で課金されている、と指摘せざるを得ない。皆様せいぜいお気を付けください。

 なお、docomoの場合、送信文字数と料金の関係はきちんと線形になる。

Docomo_mail

 パケット通信料金(概算)

 SBMとくらべると少々高いが、出している情報に矛盾がないため信用できる。SBMには逆のことが言えるな。

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Comments

技術的に考察している人が少ない中、よく調査されているのに感心するので、前回に続いて、恐ろしい事実を提供します。
10月度は、データを約3倍に換算(コールセンターではエンコードと表現せずに制御情報と言い張る為)して、パケット数を約3倍にしていたので、約300バイト程度の文字メールの場合、約900バイトで約7パケットとなり、単価0.21円をかけると約1.5円になってしまい、本当に値下げになってしまう事例も発生していました。
そこで、11月度の途中から、データをなんと約7倍に換算するという暴挙にでたのです。エンコードだと説明しなかったのは、制御情報ならばどれだけ付けようが自由(?)だという発想(ソフトバンクは全ユーザにパケット定額を契約させて統一料金にさせたいとしか考えられない)だと思われますが、ユーザがこれを知ったら何と言うでしょう?
しかも悪質なのは、請求前のデータを新たな計算方法(パケット割り増し?)で、月初に遡って改ざんしているのです。今月の請求書を見て、パケット代が高くなったと思う人が出ると思われますが、ほとんどの人はからくりに気が付かないでしょう。
そのような事が許されるのかと、総務省に問い合わせたところ、「総務省の所管する電気通信事業法」では、「料金の計算方法は、電気通信事業者の自由なので、行政指導等は出来かねる」との回答を得ました。そんな馬鹿なと思って、行政指導ができないのであれば、消費者に注意喚起できないのかと質問しましたが、現在、回答はまだありません。
さらに、このような悪徳商法(?)は許されるべきではないと思い、公正取引委員会に対して「データの抱き合わせ販売」の疑いがある事も伝えてありますが、こちらもまだ回答はありません。
現状では、2ちゃんねるやネットで話題になっている様子もないので、気が付いている人はいないと思われますが、ソフトバンクの対応次第(とりあえずソフトバンクの調査回答も待っている)では、ネット書き込みを含め消費者センターにも通報して広報したいと思っています。

 それはまた酷い話ですね。
 当方では、MMSにはUTF-8 3byteコードが使用されていること、さらに本文が平文でもBASE64エンコードされているため、全角一文字4byte程度になっていると見ています。

 ただ、この数字は「料金の目安」と一致しません。このエントリーで検証したように「料金の目安」は辻褄の合わない、いかがわしいものなので、目安との整合性を云々しても意味はありませんが。

 しかし公開情報がこう矛盾していては、実際の端末で調べてみる必要が出てきますね。ソフトバンクはYahoo!モバイルの料金確認でもパケット代を計上してくるので、Yahoo!モバイルは使わず、請求書ベースで確認する必要があります。一定文字数だけ受信して、あとは一ヶ月寝かしておく、という手順になりますか。ちょっと検討してみます。

1通のメールに付加される制御情報の大きさは、2048バイト(送信時)のようです。この大きさは11月度に大きくなっており、10月度は640バイトでした。この大きさを操作する事により、自由に料金を操作できてしまいます。そもそもそのような可変の情報料金を、ユーザに負担させる事自体がおかしいと思われるのですが・・・

また、2048バイトのデータが加算されると、2048/128=16パケット。2円×16パケット=3.2円の情報が空メールに付加される事になり、料金表の全角40文字が約2円というのは嘘になってしまいます。たぶん、10月度の640バイト(5パケット)で計算した表だと推測できますが、11月度の闇値上げに対応していないと思われます。

さらに、付加情報は、メールの大きさによって変化している可能性もあり、エンコードなのか、制御情報の増大なのか、よくわからず、ユーザからは操作されているとしか見えません。

先日初めてソフトバンク網外に写真を添付して送り、目安料金よりかなり高くなっていることに驚いて調べています。157にクレームを出してものれんに腕押しの対応でした。
(上のコメントでは)11月からパケット数を操作しているとのことで、やはり何か変なことをしているらしいのですね。
185kB の写真データを添付してdocomoへ送信。その日は数通の文字メール(表示上は1kB, 2kB程度)送受信。その日のパケット総数は4113パケット、822円になっていました(157で確認)。ホームページの目安情報では 100kB 送信で 266円なので倍の200kBとしても532円。他のメールは数円が数通程度のはずなので写真添付メールのパケット代を800円としても 1.5倍になっている計算になります。
キャリアの情報隠蔽行為は広く明らかにしていく行動をとりたいと思います。

 katsさん、こんにちは。4,113パケットというと、514KB相当になりますね。エンコードで膨らむにしても、2.8倍になることはないでしょう。

 12/7の私のコメントでも触れましたが、適当な文字数を送信してパケット数を検証してみようと考えています。手元に完全に寝ている契約があるのでこれを使って実験するつもりです。料金表に具体的な金額が記載されている全角250文字送信時のパケット数を検証するか、送信料金の不連続点が予想される、250文字から1000文字の間を狙ってみるかでちょっと迷っています。正確を期すなら、実験のチャンスは月一度しかありませんからね。

ソフトバンク本社お客様相談室より回答が来ました。パケットの計算方法の告知について、社内で検討の上、再度連絡しますとの事です。また、制御情報を付加して請求している事についても、再度連絡するとの事でした。
なお、信じられないことに、料金表が10月度の計算になっていると指摘した所、本日、既に11月度の値上げ後の料金表に差し替えていますので、確認してください。aquilaさんがアップしている上記の表と比べてみるとよくわかります。明らかな値上げです。
パケット数を検証されるのであれば、マイソフトバンクに登録すれば、ネットで最新状況だけがわかりますので、毎日チェックして差分を取れば、1日の使用量がわかります。あるいは、コールセンターに聞いても教えてもらえます。

 月光仮面さん、情報ありがとうございました。この件で一本エントリーを上げさせていただきました。

 実機でのパケット数検証の件ですが、マイソフトバンクの確定前料金照会では利用量が課金ベースで表示されているのが気になりました。請求書であれば、パケット数が明記されます。157とお話するにも、パケット数が明らかになった方が話が早いと考えています。

マイソフトバンクの確定前料金照会では利用量が課金ベースで表示されていますが、電話で確認すると、パケット数は教えてもらえます。前日までの合計と日別の合計までは、教えてもらえます。日別の合計を前日まで合計した金額が、最新の確定前料金として表示されています。
私は、毎日チェックする事により、前日との差分から1日分の数量を計算していたので、11月度の月途中の値上げに気付き、請求書や明細書を有料化されても取っていたので、ある程度の推測ができたのです。請求書や明細書の有料化がコスト削減を名目にした証拠隠蔽が目的だったとは思いたくないですが、そういう可能性が否定できないので、電話代より高くなる月があっても請求書や明細書は取り寄せています(ソフトバンクに限らずNTTや他社も)。
また、157で確認できるのは、前日までの使用量合計と日別の合計と、一般的な回答だけであり、11月度の月途中の値上げは、コールセンターにも知らされていないのですから、不自然だと思ってもマニュアル通り回答する事しかできず、ある意味コールセンターも被害者であったかもしれません。コールセンターでは、請求の根拠となる計算式は社外秘とされており、モニターの数字を読み上げる事しかできない(その辺は徹底されているのがすごい)ようで、然るべき措置を取らないと、暖簾に腕押しです。コールセンターの役目は苦情を受け流すのが仕事であり、改善を求める部署ではないようです。

現時点で推測できる短い文字メールの計算式を以下に示します。文字数が多いメールは実例がないので検証できていません。また、添付ファイルの場合も計算式は異なり不明です。

短い文字メールの通常料金(送信時)
料金=(Mb+Mh+X)÷128×a

Mb:(メールの全角文字数×2)バイト
Mh:256×n(nは正数、件名やアドレスの大きさに応じて増加?)バイト
 X:追加情報(制御情報?)
 a:単価(通常は、0.21円)

例)全角40文字:(40×2+256+2048)÷128×0.21=約3.9円

携帯で確認できるメールのプロパティ(824SHの場合)は、(Mb+Mh)バイトです。
また、Mhの大きさは通常256バイトであり、128×nの可能性もあります。
問題になるのは、Xの大きさです。
9月度までは、X=0バイト、10月度は、X=640バイト、11月度以降は、X=2048バイトとなっています。

もしかすると、ヘッダー情報(Mh)が、(128×(n+B))バイト(Bは定数)になっている可能性もあり、9月度までがB=2、10月度は、B=7、11月度以降が、B=18としているのかもしれません。定数Bの大きさを変更する事により、数量の調整をしていると思われます。計算式がなければ、11月度の遡り調整(11月度は、月の半ばで、B=7からB=18に変更)は不可能のはずです。
また、文字数に応じてBの値を変化させている可能性が高く、グラフにすると非連続の直線になるように思います。

 なるほど、電話で聞けば正確なパケット数がわかるわけですね。

 コールセンターが苦情を聞き流す部署だな、というのは私も感じました。前回電話したときは、これ以上押しても何も出て来ないなと判断して、話を打ち切ってしまいました。

 訂正後のパケット料金の目安から追加情報+ヘッダ(X+Mh)を計算してみました。

 3,000文字と1,000文字の課金金額差は10円、5,000文字と3,000文字では6円です。まず、この時点でおかしいですね。パケット課金なら、文字数の増加分と課金の増加分は線形になるはずですから。

 前者で計算すると、
12-(10/2)=7
22-(10/2)*3=7
となり、(X+Mh)は約7円相当で34パケット、4,352byteになります。

 後者で計算すると、
22-(6/2)*3=13
28-(6/2)*5=13
となり、(X+Mh)は約13円相当で62パケット、7,936byteになります。

 訂正後の料金表が正しいとしても、文字数に応じて付加情報の大きさを変えているということになります。

 docomoの場合は、3,000文字と1,000文字の課金金額差は20円、5,000文字と3,000文字でも20円です。ここからヘッダ長を計算すると、
13-(20/2)=3
となり、Mhは3円相当で15パケット、1,920byteになります。

 送信メールのヘッダに2KBも必要とはとても思えませんが、それでも正体不明のデータがくっついてくるSBよりは、透明性が高いと思います。

 計算の根拠は、この表を使いました。

送信
文字数 改定前 訂正前 訂正後   docomo
全角 40 3.15円 約 2円 約 3円
全角100 3.15円 約 3円 約 3円  約 3円
全角250 3.15円 約 4円 約 4円  約 5円
全角1000 8.4円 約12円 約12円 約13円
全角3000 8.4円 約20円 約22円 約33円
全角5000 36.75円 約28円 約28円 約53円

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