7.2Mbps対応のD02HWを使っていたが、USBケーブルにぶら下がるモデムが邪魔で仕方がなく、PCカード仕様のデータカードを買ってしまった。HSDPA 7.2Mの規格上、3.6Mでもほとんど速度は変わらないだろうと踏んで、安価に売られているD01NEを買ってみた。Thinkpad X40に差すと、こんなふうになる。

スロットからの突出が大きく、昔使っていたwillcomのAH-H407Pとくらべると、げんなりする。

遊手徒食; PHSカードを買った Netindex AH-H407P(May 05, 2006)
それでも、USBモデムよりはマシだ。USBモデムを買ったときには、どうせスロットに収まらないのなら汎用性の高いUSBモデムの方がいいか、と思った。この時はPCカードスロットのないMacBookへの買い替えも考えていたこともある。

遊手徒食;
イー・モバイルのデータカードを契約、スピードテストをしてみた。(Jul 01, 2008)
ところが、実際に持ち運んでみると、PCとモデムが一体になっていないことが予想以上に不便だった。モデムをUSBケーブルでぶらぶらさせていては、コネクタを壊すかケーブルが断線してしまう。抜き取るか、モデムも一緒に支えるか、どちらにしろ面倒くさい。PCカードモデムなら、ちょっとした持ち運びなら、差したままで問題ない。
さて、D02HWは7.2Mbps対応だが、D01NEは3.6Mbps対応だ。カタログデータ上では半分の速度になってしまった。しかし、7.2Mbps HSDAP(カテゴリ7or8)は、同時受信コードを3.6Mbpsの二倍にしたもので変調方式などには変更がない。すなわち、基地局一局当たりの容量は変わらないが、ひとりあたりの最大の取り分を多くしたものだ。3.6Mではいちユーザが基地局容量の1/4まで使えたものを、7.2Mでは半分まで使えるように変更されただけだ。
なので、基地局を独占できる状態でないと3.6Mbps以上の速度は出ない。カタログデータは立派でも実効スループットはほとんど増加せず、増速の手法としてはかなり素性が悪いものである。web媒体での測定結果からもそれは裏付けられている。
Nikkei trendy net; イーモバイルの7.2Mは3.6Mより2倍速い?外出先で快適ネット環境を手に入れる方法(2008年09月24日)
当方でも実際に試してみた。

D01NEの測定結果 1.6Mbps

D02HWの測定結果 1.79Mbps
カタログデータ上は倍も速度が違うのに、実測での速度は、誤差程度でしかない。わざわざ7.2Mbpsを買う必要がないことがわかる。速度の測定はgoo speedtestを用いた。webサイト側が律速でないか、ADSLで測定してみた。

ADSLの測定結果 6.88Mbps
HSDPAより格段に早い速度が出ており、通信回線が律速だ。
2008年7月に測ったときは2Mbps強出たが、今回の測定では2Mbps弱と15%ほど遅くなった。測定場所は前回と同じだ。加入者の増加につれて市街地での大幅な速度低下が指摘されているが、この田舎でも網の混雑が進みつつあることがわかる。前回測定時の加入者数は約70万、現在は約120万だ。
イーモバイルは現在5MHzの帯域幅でサービスを行っている。加入者が増え次第、追加の帯域の割り当てを受けられるが、次の5MHzを割り当てられるには250万加入が必要とされる。イー・モバイルは、追加割り当てをもらうために積極的に数を増やす方針のようだが、このまま数が増えてゆくと、追加割り当て直前には当地でも1Mbpsそこそこまで落ち込むのではないか。
その点、最初から30MHzを割り当てられているモバイルwimaxの方が、データ通信用としての素性が良さそうだ。
UQ WiMAXがサービス開始、「真のモバイルブロードバンドを」 (ケータイwatch)
WiMAXではユーザ認証がSIMカードでなく、MACアドレス認証になるので、内蔵モデムのハードルも低い。USBモデムはもう懲りた。次はモデム内蔵のノートにしたいと思う。
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