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May 15, 2011

OLYMPUS E-620導入

Img_3185r

 モバイルWiFiルータ HW-01Cを買ったとき、中古のE-620ボディが29,800円で売られているのを見かけた。

遊手徒食; PCでのb-mobileSIM U300はキツい(May 07, 2011)

 今後、Eシリーズの三桁機が出ることはないだろうし、これくらいの値段なら押さえておいてもいいかもなあ、と、一週間おいて買いに行ったところ、件のボディは売れてしまっていた。他に目を向けると、E-30やE-3のボディもそれほど高くはない。5万円以下で買える。さて、どうするかと考えながら日本橋から難波まで歩き回った結果、33,800円のE-620レンズキットを買ってきた。キットレンズを使う気がなかったので、高くついちゃったな、と思ったが、使ってみると、こちらのほうが正解だった。


Img_3186r キットレンズを装着したE-500(14-45mm F3.5-5.6)とE-620(ED14-42mm F3.5-5.6)を並べてみた。キットレンズを付けたE-620はひとまわり以上小さくなる。ボディの重量はE-620の方がやや重いが、ED14-42mmが非常に軽いので、E-500の実測842グラムに対し、E-620は実測743グラムと、ほぼ100グラム軽くなる。最大撮影倍率は、14-45の0.16倍に対し、ED14-42では0.19倍(135換算0.38倍)とやや改善している。最大撮影倍率が得られる望遠端はF5.6と暗いが、手ぶれ補正と高感度域の粒状性改善と相まって14-45とE-500の組み合わせよりかなり使いやすくなった。


P5140599r また、ED14-42mmは撮像素子によるコントラストAFに対応している。これが大きかった。手持ちレンズはコントラストAF非対応で、ライブビューではミラーを開け閉めしての位相差AFになる。レスポンスが悪い上、ピント面を確認しにくい。近接領域ではMFの方が手っ取り早いくらいだ。コントラストAF対応のED14-42mmでは、ライブビューしながらのAFが可能だ。コンパクトデジカメと同じ感覚でイージーに撮影できる。この紫蘭は地面すれすれの位置からバリアングル液晶モニタでライブビュー撮影をしている。マクロ領域ではMFによるピント面の調整はどのみち必要だが、AFでおおむねピントが合うのは楽でいい。ボディだけで買っていたら、この快適さを体験できなかった。


P5090589r_2 手ぶれ補正は強力だ。上の紫蘭はバリアングル液晶モニタ使用の不安定な体勢での1/125秒、左の夜景は手持ちでの2.5秒で撮影した。拡大すると少しぶれているが、L版ならほとんどわからない程度のブレに押さえ込まれている。ライブビュー撮影はカメラをホールドしにくいのでよく効く手ぶれ補正が不可欠だ。

 さて、Kodak KAFセンサのE-500から乗り換える上で気になるのが青空の描写だ。

P5150616r_e620
E-620/ ZD ED14-42mm (F/9 1/500s 14mm ISO200 vivid)

P5154445r_e500
E-500/ ZD 14-45mm (-0.3EV F/9 1/250s 14mm ISO100 vivid)

 比べてみると、やっぱり違うなあ、との思いがある。ややマゼンタかかってはいるが、すっきりと抜けたE-500のKodak blueは、E-620では再現できていない。どちらかといえばPowershotS90のキヤノン色に近い色調だ。PanasonicのLive-MOSに切り替えたことで、色の面では普通のデジカメになっちゃったねえ。残念だ。

Img_3194r_s90
Powershot S90 (F/5 1/500 6mm ISO80 くっきりカラー)


 試してみたのはひとまずここまで。

 今回、明らかに終息に向かっているFourthirdsに追加投資したのは、他の一眼レフに乗り換える気が起きないからだ。一眼レフという形式自体が遅かれ早かれ袋小路に入ると見ている。撮像素子でのライブビューが実現した以上、鏡を振り回して光軸を切り替える一眼レフの基本構造は、かならずしも必要なものでなくなった。

 複雑で高コストなメカトロで実装されていた機能が、シンプルなデジタルで安価に代替されるのが、ここ十数年の技術トレンドだ。カメラの分野ではメカトロに秀でた日本のメーカーがシェアを握っていることでイノベーションが抑制されているが、いつ何時、地滑り的な変化が起きるかわかったものじゃない。いまから別の一眼レフに乗り換えるのは抵抗がある。


 かといって、現在のミラーレスカメラは未成熟だ。一眼レフに対してサイズの小ささで対抗しているためレンズの質に不満がある。小さすぎるボディに巨大なレンズを付けるのは考え物だが、もう少し画質を優先したレンズが欲しい。その点、Zuiko DIGITALのHigh gradeラインは妥当だった。こうしたちょうどいいレンズをラインナップしたシステムが出てきたら、乗り換えを検討することになるだろう。


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OLYMPUS デジタル一眼カメラ E-620 ダブルズームキット
OLYMPUS デジタル一眼カメラ E-620 ダブルズームキット

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Comments

おー、思い切りましたね。とりあえず、レンズは揃っているし
しばらくはフォーサーズで行きますか。「地滑り的な変化」がいつ起こるかはわからないので、別のシステムに乗り換えるか、このままフォーサーズで行くかってのは、判断が難しいところです。KONKONとしてはまだしばらくかかるんじゃないかなあと思っているので、他システムへの乗換えを検討中なんですが、今ひとつ決め手がないんですよね。

 そうなんです。決めてがないんですよね。これを使ってみたいな、と思わせられるシステムが見あたらないので、とりあえず、Fourthirdsを使い続けようかな、と考えました。決断の先送りですね……

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