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July 2014 posts

Jul 20, 2014

無線LAN内蔵SDカード、Eye-FiとFlash Air

P8272871r

 先日あたらしいEyefi Mobiが発表されたが、今回は旧製品になったEye-Fi mobile x2の話。

アイファイ、Wi-Fi機能付きSDカード「Eyefi Mobi」にクラウド機能追加: PC watch

Eye-Fiカードを入れるとカメラの起動が遅くなる

 これまでPowershot S100でEye-Fi mobile x2を使っていた。S100はEye-Fにi対応しており、デジカメ側から無線LANのオンオフなどの操作を行える。また、Eye-Fiの無線LANがアクティブになっている際には、画像転送が終了するまでオートパワーオフも抑制され、転送途中で電源オフになってしまうというような不具合は起きない。しかし、普通のSDカードと同じように使えるかというと、さにあらず。Eye-Fiカードを入れると起動時間が長くなってしまう。

一般的なSDカードを入れた場合、S100は電源を入れて1秒ほどで撮影可能になる。ところがEye-Fiカードでは撮影可能になるまでかなり待たされる。電源を入れてすぐに背面液晶にライブビュー画像が出るが、シャッターボタンを押してもシャッターが切れない。シャッターが落ちるのは電源投入後3秒ほど経ってからだ。

 Eye-FiカードをXZ-2に差しても同じような問題が起きた。普通のSDカードなら1秒ほどでライブビュー画面が出るが、Eye-Fiカードを入れると電源オンの後5秒ほどは背面液晶が暗いままで点灯しない。もちろん、その間、撮影はできない。

 S100でこのレスポンスの悪さに困っていたので、今回はXZ-2と一緒に東芝のFlashAirを買ってみた。海外向けパッケージが安価に販売されており、32GBで3,500円ほどでしかない。二年前に買ったEye-Fiは、8GBでたしか1万円近かったはず。

 早速試してみたら、FlashAirでは普通のSDカードと同じく1秒ほどで起動した。これはありがたい。カメラの起動が遅れてシャッターチャンスを逃すのが嫌で、旅行に持って行く時は無線なしのSDカードを使っていた。FlashAirなら、いちいち差し替えなくても良くなる。


Eye-Fiの方が便利なのだが…

 ただ、利便性だけでいえば、Eye-Fiの方が上だった。うちに帰ってきて無線LANの届くところでカメラの電源を入れておけば、デスクトップPCに写真を全部転送してくれるのは手間なしで良かった。FlashAirだと、カメラからSDカードを取り出し、PCの電源を入れてカードリーダに差して、撮った写真を選んで転送する一連の手間が必要になる。大した手間ではないが、Eye-FIの利便性を知ってしまうと、なんだかかったるい。


日本の公衆無線LAN環境とマッチしない基本設計、練り込み不足のダイレクトモード

 思うに、Eye-Fiは出先でも公衆無線LANにつながることが前提になっているのではなかろうか。Eye-Fiは32ヶ所ものAPを登録できるようになっているが、公衆無線LANといえば携帯電話キャリアのものがほとんどという日本の環境とはギャップがある。町中そこかしこにあるhot spotから、クラウドサービスにどんどん写真を上げてしまおうというのが、Eye-Fiの元々のデザインコンセプトなのだろう。

 Eye-Fi Mobiの発売とともにスマホに飛ばすダイレクトモードが追加されたが、容量の少ないスマホのストレージに写真を全部送られるのは辛いものがある。また、スマホの回線には多かれ少なかれ転送容量の制限がある。何もかもクラウドに飛ばしていては、制限にひっかかる危険性が高い。また、カードからスマホへの自動転送のタイミングがつかみにくく、いつまでデジカメやスマホの電源を入れておけば良いのかはっきりしない。カード自体の消費電力が少なくないこともあり、電池への負担も重い。ダイレクトモードは練り込み不足だ。


利便性は高いが、環境と実装が追いついていない

 環境さえ整っていれば、Eye-Fiの方が手間なしで便利なのは確かだけど、今モバイルで確保できる電池、ストレージ、通信回線には荷が重い。また、デジカメの起動時間が延びるのも問題だ。これらの課題がクリアされればEye-Fiの方が利便性は高いが、いまのところ、必要な画像だけを明示的に転送するFlashAirの方が現実的だろう。

Jul 17, 2014

Powershot S100とXZ-2、テレマクロの画質比較

 Powershot S100への最大の不満は、ワンタッチで露出補正出来ない点だったけれど、S90と比べても画質が甘いんじゃないかと感じることがあった。135版換算28-105mm、3.8倍ズームのS90に対し、S100は同じく換算24-120mmの5倍ズームである。広角側にも広げた上でズーム倍率を拡大、本来なら光学系は大きくなる。しかしながらS90からS100でボディは薄型化された。ホントに大丈夫かねと疑いの目で見ていたことで、ささいなアラがよけい目についていたのも否定できないが。


マクロは望遠側がキモ

 僕は料理の写真を撮ってしまうお行儀の悪い人なので、テレ側でのマクロ撮影をけっこう使う。ワイド側での近接撮影は、遠近感が不必要に強調されるて不自然な絵になりがちだ。DSC-RX100を候補から外したのはこれもあってのこと。しょうもない被写体だが、お酒のラベルを撮るついでにS100とXZ-2を比べてみた。どちらもテレ端での最短撮影距離、フルオートで補正なし。

 まずはS100から。

Telemacro_s100
 1/30 F5.9 ISO800 26mm(換算120mm)

Img_2935r 写真全体はこんな感じ。ここからお酒の銘柄付近を800x600ピクセルで原寸切り出ししている。解放F値が暗いので、ISO800まで感度が上がっている。撮影したのは、昼間の北向き窓の室内で露光量はEV7.5前後。



 
 
 

次にXZ-2。

Telemacro_xz2
1/60 F2.5 ISO200 24mm(換算112mm)

P7150037r S100と比べて撮影倍率が大きい。画角は広いが最短撮影距離の短さが効いて倍率を稼いでいる。解放F値が明るいので感度はISO200で済んでいる。紙の質感が豊かで、文字には表面の微妙な凹凸によるインクの乗りのちがいで生じた表情が見て取れる。おおきなボケが重畳されたように見えるS100とくらべ、青色の文字のキレも良い。若干アンダーな分、見栄えがやや有利になっているかもしれないが、総じてXZ-2の方が良好に見える。撮像素子は似たようなものなので、レンズのキレが良いのかな。もっともボディのサイズの差がこれだけあれば、画質の面では勝ってもらわないと困るのだけど。

Jul 15, 2014

今さらながらOLYMPUS XZ-2購入

Xz2_s100

 ここしばらく、コンパクトデジカメはcanonのPowershot S100を使っていた。これがまた、可もなく不可もなくという出来で、大きく裏切られることは少ないけれど、思った以上にいい絵が出てくるとこもない。先々代のS90が良かっただけに、期待を裏切られた印象が強い。


S90からS100への買い替えは失敗だった

 世間でのS100の評価は悪くないのだが、どうも僕にはしっくり来なかった。それは先々代のPowershot S90を気に入っていたことと裏返しでもある。今にしてみると、S90は主に露出補正に用いる背面のコントローラーホイールにクリック感がなく、不用意に回りやすい点以外にこれといった不満はなかった。S95でここにクリック感が付加され、S100ではそれに加えて、上ボタンを押してはじめて露出補正がかかるようになった。

 僕はこれにはどうにも馴染めなかった。極めて使用頻度が高い機能なのに、一挙動で使えないことでストレスが溜まる。期待していたGPS機能も残念な出来だった。測位に時間がかかり、完了する前に動き出してしまうとそれっきりで測位失敗が続く。この春、台北を訪れた際、GPSの都合を一切考えないで普通のデジカメと同じように使ってみたら、Geotagが付いた写真は352カット中わずか24カットしかなかった。これじゃほとんど使えない。

Canon Powershot S90から Powershot S100に買い替えた: 遊手徒食(Aug 26, 2012)

 その他、望遠側のレンズの暗さと描写の甘さが気になっていたこともあって、去年秋くらいから買い換えを考えていた。XZ-2の他にはコンパクトデジカメではSONY DSC-RX100/100M2,RICOH GRあたり。また、小型のミラーレスも候補にしていた。SONY NEX-5R、Panasonic DMC-GX1あたりで、ボディのサイズは大きめのコンパクトデジカメと大差ないからだ。


納得がいくレンズを付けたミラーレスは小さくない

 しかしながら、ミラーレスはレンズを付けると途端にサイズが大きくなる。LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm F3.5-5.6のような電動沈胴レンズをもっても前方への突出は大きい。サイズに見合った画質が得られれば、それでも考慮の余地があるが、この手の薄さ優先のズームレンズに良いと思えるものが見当たらなかった。単焦点も含めると、LUMIX G 20mm/F1.7は良いと思ったが、135版換算40mm固定は結構辛いのでやめ。標準域の単焦点レンズ一本槍の使い勝手は38mm固定のCONTAX T2で経験済みだ。

もう少し画角が広い135版換算28mmのGRならば、引ききれないしんどさは減る。ただ、RICOHの渋い発色にどうも馴染めない。操作性はいいのに残念。


流行りの1型撮像素子機はテレマクロに難あり

 最後まで迷っていたのがSONYのRX100一族。100M2が出てしばらくした頃に100を買う寸前まで行ったのだが、望遠側での最短撮距離が0.5mもある。マクロは広角端でしか使えない。広角端でのマクロはパースが付きすぎて何かと使いにくい。また、ワンアクションで露出補正にアクセスできないなど、操作性への懸念が拭えなかった。S100の不満点が操作性の悪さにあたので、同じような不満を持ちそうなものを避けたいなと。


買い得感がなかったXZ-2だったが…

 じゃあXZ-2はというと、ずっと早い段階で候補落ちしていた。操作性や画質は評価していたけれど、ミラーレスのDMC-GX1とほとんど同じ大きさだもの。検討中に発表されたDMC-GL1なんてミラーレスなのにXZ-2より二回りは小さいくらい。こういうのを見ると、撮像素子が小さな割には大きすぎるとどうしても感じる。

 結局決め手なしで、しばらく出かける予定もなかったのでペンディングにしていたのだけど、XZ-2がいよいよ店頭から消える勢いでぶん投げにかかっていたので、ついつい買ってきてしまった。

 コンパクトデジカメの割には大柄なボディだけど、昔使っていたCONTAX T2と大差ないサイズ、まあなんとかなるでしょう。

Xz2_t2

Jul 13, 2014

Mac mini (mid 2011)をFusion drive化

Fusion_drive

 手持ちのMac miniは出荷時に搭載されていた500GB HDDに加え240GBのSSDを組み込んである。購入以来三年になり500GB HDDがほぼ一杯になった。HDDを交換するついでにFusion driveを構築した。

 Fusion driveとは、SSDとHDDを1つのボリュームにまとめて扱うテクノロジだ。使用頻度が高いデータをSSD側に収容しシステムのパフォーマンスを稼ぎ、容量の大きなデータはHDD側に収容することでストレージのビット単価を抑える。HDDとくらべてフラッシュメモリが割高なので、両者のいいとこ取りを狙っている。SSDが十分安くなるまでの過渡的なものに思えるが、フラッシュメモリの微細化に限界が見えており、以外と長く使われるかもしれない。同種のものにHDDにフラッシュメモリを組み込んだSSHDがある。

 バイナリをSSDに置き、データはHDDに置くという運用でも、もちろんSSDのメリットを生かすことができる。複数のボリュームを管理するのがやや煩雑だが、ホームディレクトリをHDDに置けば、データの保存場所をユーザが意識する必要はほとんどなくなる。実用上はそれで問題なかったが、Fusion driveが組めるならやってみたかったというところ。


構築にはSSD, HDDの消去が必要

 手順としてはHDDの交換、SSDの消去、Fusion Driveの構築、OSインストール、バックアップからのリストアとなった。OSX Lion(10.7)からバージョンアップで更新してきており、ここらでクリーンインストールしたかったのでOSX Mavericksのインストールメディアを作ってクリーンインストールしたが、面倒ならここは省略できる。Time machineからシステムごとリストアすれば良い。

OS 10.7以降、ディスクからインストールはオプションで、app storeからのオンラインリカバリが基本となっている。作業途中で数GBのダウンロードを待つのはかなわんので、 USBメモリでOSインストールメディアを作成する。作成方法はこちらを参考にした。

【OS X Mavericks】インストール用 USBメモリ起動ディスクを作成して再インストールと復元をできるようにしておく : C-through the Mac

 念のためTime machineで作業開始前のスナップショットを取る。これで準備は完了。Mac miniを開けて500GB HDDを取り出し1.5TB HDDに入れ替えた。
 蓋を閉めたらOS X Marvericks(10.9)を入れたUSBメモリから起動する。次にディスクユーティリティでSSDを初期化する。Appleが出荷時に組み込んでいるSSDとHDDの組み合わせ(samsungと東芝?)だと、初期化したボリュームがふたつある時点でFusion driveにするか聞いてくるとのことだが、intelのSSDとHGSTのHDDでは端末からcore strageを操作する必要があった。手順はこちらを参考にした。

意外と簡単!Mac miniと手持ちのSSDとHDDで疑似Fusion Driveを自作してみました - 理想未来はどうなった?

 構築したFusion driveにOSをインストール、バックアップからの書き戻しと、再構築した環境のバックアップ作成と進み作業完了。全行程には二日ほど要した。


単一ボリュームで管理が楽、早い、しかし、耐故障性は低い

 体感上のパフォーマンスは、SSDにバイナリ、HDDにデータと明示的に置いていた時と変わらない。非常に大きなデータを扱う際の読み書き速度の改善は感じるが、要した手間を考えると、HDDにホームディレクトリを置いておけば、それで事足れりだったのかもしれないなあ。

 最後になるが、Fusion driveは複数のボリュームをひとつにまとめる関係上、耐故障性が落ちる。raid0みたいなもので、バックアップは必須である。

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