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May 16, 2015

長距離走行での疲労感(ポロTSI vs. GE6フィット)

 大方の評判どおり、Polo TSIは長距離走っても疲れない。高速道路を200kmも走ればもうたくさんと感じていた二代目フィットに対し、Polo TSIは同じ距離走ったあともまだまだ走れる気がする。両者がターゲットにしている速度域が違う以上そうなるのは当然だけど、運転者の疲労が少ないと乗者に助手席で爆睡されても腹が立たないのがよい。僕は俗な人間なので肉体的な疲労はどうしても気分に影響してしまう。

フィットへの不満

三つの不満が解決

フィットへの不満

 高速道路を走るにあたって、フィットへの不満は騒音、パワー不足、直進安定性不良の三点だった。フィットはロードノイズが激しく、時速60km程度でもザァーという騒音がキャビンに入ってくる。100km近くになると風切り音も加わり、音楽はかき消され、声を張らないと同乗者との会話もままならない程になってしまう。

 一般的にはスタッドレスタイヤより夏タイヤの方が静か、路面は普通舗装より排水性舗装の方が静かと言われるが、フィットは逆で夏タイヤと排水性舗装の方がやかましかった。標準装着はヨコハマタイヤ ASPEC A349で、A349 BluEarthのベースモデルと思われる。

ヨコハマタイヤが超低燃費ガソリン車「マツダ新型デミオ」に新車装着 (ASPEXC A349 BluEarth)

 このタイヤをロードノイズが少ないと評する方もいるのだが、フィットで使った限りではそういう印象は持てなかった。

なかなかだよ ASPEC A349 | EK3シビックフェリオからGD8フィットアリアに乗り継ぎました

 スタッドレスタイヤは住友ゴムのFALKEN ESPIA EPZを使っていた。こちらを付けていると、高音のザァーという音が減って、低音のゴォーという音にかわり、煩い感じはなくなる。雑音は高音の方が耳障りなのでスタッドレスの方が静かに感じたかもしれないなあ。また、一般的には低い周波数の騒音ほど遮音が難しく高音は遮音しやすい。そこで、タイヤで発生する騒音を高音に寄せて、車両側の遮音を容易にする狙いがあるかもしれない。なので適切に遮音が行われた車両と組み合わせた場合、フィットとは印象が変わる可能性もある。

 ロードノイズが耳に付く一方で、エンジン音は気にならなかった。同じ速度ならフィットの方がエンジン回転数は低かった。時速80kmでフィットは1,400回転、ポロは1,600回転くらいになる。カタログデータから計算してみても、GE6フィット(CVT)の総合減速比は11.9-2.07なのに対し、Polo TSI(7DSG)は15.5-2.43で最小減速比はフィットの方が小さい。タイヤ周長の違い(175/65R14のフィットに対し、Poloは185/60R15でやや長い)を含めても、フィットの方がハイギアードだ。エンジン回転数が低ければ、当然騒音も小さくなる。

 ところが一定速度で巡航しようとするとこの低い回転数からくる力のなさが問題になる。フィットはトルクが出ない領域で走っているため、上り坂にさしかかるとどんどん速度が落ちてしまう。平地で時速80km巡航時の1,400回転では坂を上れない。アクセルを軽く踏んでスロットルを開けるだけではダメで、多めに踏み込んでのシフトダウンが必要になる。ところがCVTは連続的にギア比が変わるのでエンジン音からは車速が把握できず、上り下りで速度を維持するには絶えずスピードメーターに目をやる必要がある。感覚を頼りに走らせられないクルマには自動的に速度を維持してくれるクルーズコントロールが是非とも必要だ。速度を維持しにくいクルマは、上り坂での渋滞の原因にもなっているんじゃないかな。

 直進安定性については感覚的なものでうまく説明しがたいが、なんというか、直進しようとする慣性に欠ける印象があった。ステアリングは軽い反面中立付近での安定感がなくセンターが掴みにくい。また、不感域も広いようで、クルマの左右への流れを修正しようとしても一発で収束しない。これがまた疲れる。


三つの不満が解決

 Poloに乗り換えて>三つの不満が解決した。ロードノイズは車に興味がない家内がすぐに気づくほどに少なく、高速巡航でもエンジン回転数が高い割にはうるさくない。遮音がしっかりしているのがわかる。

 力不足を感じることもない。時速80km巡航時の回転数は1,600回転で既に最大トルクが出る領域に入っており、アクセルを軽く踏めばシフトダウンなしにすうっと加速していく。上り坂に苦労させられることもない。

 直進安定性も良好だ。車が進んでいくのを一歩うしろから見守っていればいい感覚だ。高速道路での遠出が非常に楽になった。乗り換えて間もないせいもあるが、いまのところ走行距離がフィットの5割り増しで伸びている。

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