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Nov 24, 2015

電池がもたないスマートウォッチは使ってられない

 発売から半年、Apple watchが話題に上ることはほとんどなくなった。スマートウォッチのジャンルで最大シェアをとったものの、アップルに期待されていた「再発明」ないし、革新はなかった。同社への期待感がまた少し消費され、やっぱりJobsがいないとダメだよね、という意識がまた少し広がったように思う。

 1998年のiMac、2001年のiPod、2007年のiPhone、これらAppleを復活させた3つのプロダクト(2008年のMacBook Airも入れていいかもしれない)に共通しているのは、初見での印象の良さと、潔い割り切りによる操作の見通しの良さにあったと思う。割り切りゆえに融通が利かない面もあるが、たいていの人によって使い勝手を大きく損なうものではなかった。

 翻ってApple watchはどうだろうか。一日しか電池がもたない腕時計は、僕には到底許容できないものと感じる。

ほんとに必要?:Apple Watchやめました
「Apple Watch」を発売当日にゲットしてから約半年。実は、もう使っていない。その理由は……。[今西絢美,ITmedia]


 Appleの強みは、コンセプトの明確化と、それを実現するにあたって、あと少しでものになりそうな技術を見分ける目利きのうまさにあったと思う。Apple watchではそれを明らかに外している。完全に時期尚早な技術に手を出してしまった感がある。


スマートウォッチの電力問題は来年にならないと解決しない

 少し長いが、去年末のPC watchライター陣による年末座談会を引用する。

【後藤】ちなみにうちの奥さんの場合だと、2〜3日に1回充電が必要だと使わなくなっちゃう。限度は1週間に1回くらい。普通の人に使わせるには、その辺りを考えなきゃいけない。だからNike+ FuelBandも使わなくなっちゃったし。ウェアラブルとモバイルの違いは、ウェアラブルだと常にセンサーがオンになるんだよね。だからセンサーハブの内蔵が必須になる。
【司会】それが出てくるのは?
【後藤】2015年。みんな今そういうチップを開発している。デバイスとしては2015年後半かな。だから僕はそれ待ちです。
PC Watch 後藤・山田・笠原の3氏と振り返る2014年のニュース ~4K、新VAIO、Windows無償化、Oculus Riftなど (2014/12/31 06:00)

 半導体デバイスのロードマップから考えるに、使い物になるsmart watchは2015年後半以降にならないと出てこないという。使い物になるSoCが存在しない段階で発売された初代がこういう出来になるのは明らかだったのだから、大々的に売り出すべきではなかったのではないか。GSMのみの対応で使い勝手に難があったiPhoneは、敢えてアメリカ国内のみに留めたように。


なぜ今、Apple Watch評か


1pb240001 さて、なぜ今になってApple Watch評を書こうと思ったかというと、腕時計型活動量計のMisfit Flashがことのほか気に入ったからだ。左がMisfit Flash、右がFitbit ultraだ。Fitbit ultraはマトリックス型OLEDで見栄え良く歩数を表示してくれるが、Misfit Flashは12個のLEDで目標運動量への達成度を示すだけと素っ気ない。そのかわり、Misfit Flahsはコイン型リチウム電池で数ヶ月稼働する。充電のことを一切考えなくて良いので、腕時計以上に付けっぱなしにできる。これが予想以上に快適だった。充電台に置いたまま付け忘れてくることがないので、モチベーションを維持できる。以前Fitbit ultraに挫折したので$25で安売りされていたFlashを買ったが、こんなことなら見栄えがずっといい$99のMisfit shineを買っておけば良かったと思っているほどだ。(間もなくshine 2が出るよと知っていたのもあるけど。)

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 僕はこの手の活動量計を過去にもいくつか使っていて、タニタのカロリズムや、Fitbit ultraを使ってきたが、カロリズムはスタンドアロンで活動記録を保存する術がなく、Fitbit ultraは3-4日おきの充電が必要で充電台に置き忘れがちだった。睡眠を記録する機能もあるが、リストバンドに入れた上、就寝時、起床時にボタンを押す必要がある。充電とバッティングすることもあって、数回試しただけで使わなくなった。

1img_1104

 日頃使うものは手間なしでないと使い続けられない。iPodが成功したのも、PCにつなぐだけで手持ちの楽曲を全部持ち出せる手軽さにあったと思う。(nano以降はまたちょっと事情が変わってくるけど)

ケータイwatch; 見た目もお値段もライト! 活動量計デビューに向いている「Misfit Flash」(2015/9/10 06:00)

ケータイwatch; 睡眠サイクルの測定もできる「fitbit one」(2013/5/20 06:00)


課題はとにかく、とにかくバッテリー
 smartphoneに準じたリッチなUIをもつsmartwatchと、ほとんどUIを持たず、動きをモニターするだけのwearable deviceを直接比較するのは酷だけど、腕時計と同じように腕に付ける以上、腕時計なみの使い勝手を要求されるのが避けられない。次世代Apple watchの盛り返しに期待したい。

 初代iPodはMac専用でインタフェイスはFireWireのみ、初代iPhoneはGSMのEDGEまでの対応で独占販売していたAT&T網での通信速度は最大150kbps程度しかなかった。(EDGE自体の理論最大速度は473kbps) このときは初代が抱えていた大きな欠点は二代目で大きく改善された。次が正念場である。

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