« 電池切れのLenovo YOGA Tablet 2 with windowsを修理 | Main

Jul 18, 2017

MacBook Airのサーマルグリスを塗り直した

 MacBook Air 13インチ(Mid2011)を(いまだに)メインに使っているのだが、昨年あたりから非常に軽い作業でも冷却ファンが高速で回り続けるようになっていて、ストレスを感じていた。裏蓋を外してヒートシンクまわりを掃除してはみたが、空気の流路をふさぐほどホコリが溜まっているわけでなし、全く効果がなかった。

 排気口に手をかざしてみても排気はほとんど熱をもっていない。CPUからファンまで熱を輸送できていないようだ。CPUとヒートシンクの密着が悪くなっているか、ヒートパイプの不良が考えられる。ヒートパイプなら交換するしかないので、経年劣化のおきやすいCPUのサーマルグリスを塗り直すというのが、次の手になるだろう。

 しかしこの春、自宅に置いていたMac miniが故障したので、手持ちのMacはこれしかない。予備がないのに故障のリスクを負うわけにはいかないので、伸び伸びになっていた。

 先日、抱えていたプロジェクトに一応の区切りがついたので、サーマルグリスを塗り直してみることにした。参考にしたのは、iFixit、難易度は'Difficult'となっている。


MacBook Air 13" Mid 2011 Heat Sink Replacement - iFixit

 用意した工具は裏蓋の特殊ねじを外すための1.2mmのP5 Pentalobe Screwdriver、内部で使われているTorxねじを脱着するT5 Torx Screwdriver、サーマルグリスはシルバーを配合したものを使った。

 まず裏蓋を外す。五角形の特殊ねじで止められているので、専用のドライバーが必要である。粗悪なものが流通しているので、現物を確認して購入したい。スマホやAppel製品の分解に必要な特殊工具は大阪では梅田のラジオショックに揃っている。先端が熱処理されていそうなものを選んだ。
Img_20170717_r

 分解を進め、ヒートシンクをCPUから取り外す。従来塗られていたグリスは大半がコアの外側にはみ出している上、すっかり硬化している。コアとの接触面では塗りむらも目立つ。コアを痛めないように注意しつつ、アルコールで古いグリスを除去した。

Img_20170717_2_r

 コアの周囲にマスキングをしてainexのシルバーグリス(AK-450-SS)を塗る。このグリスは導体を含むのではみ出すとショートを起こす危険がある。マスキングでコアの端に余白を残す。見たところヒートシンクの平面度が低いので、あまり薄塗りしない方が良さそうだ。

Img_20170717_3_r

 マスキングを外すとこんな感じ。ヒートシンクを圧着する際に余白へグリスが伸びてくれることを期待する。

Img_20170717_4_r

20170717_post_replace_thermal_greas 交換後のIntel Power Gadgetの測定結果だ。この記事を書きながら測定している。デスクトップPCと比べるとかなり高温に思えるが、サーマルグリスを塗り直す前は軽い作業でも簡単に80度を超えていた。ファンの回転が上がるがなかなか温度が下がらず、延々と高回転が続き非常に耳障りだった。塗り直したあとは、負荷を下げれば速やかに温度が下がりファンの回転数も落ち着くようになった。

 このMacBook AirはCore i5-2557M搭載で、Passmark CPU benchmarkでのスコアは2654でしかない。2in1タブレットのPavilion x2がm3-6Y30で、Passmarkのスコアが3056なのだから、タブレットに負けている。MATLABやAnacondaでそれなりに重い数値計算をするし、少しでも広いモニタが欲しいのでMacBook Proへの買い替えを考えていた。

 これまでタイミングを見計らってきたが、昨年末に出たTouch bar搭載の新型が様々な面で気に入らないのでどうしたものか困っている。キーボードはプア、SDカードスロットが削られた。Touch Barにもメリットを感じられない。それでいて従来よりかなり高くなっているのだからたまらん。

 ベースがBSDなのだから当然だが、UNIX系のツールはMacの方が使いやすい。windowsだと仮想環境でLinuxを走らせるかCygwinを使う必要があった。どちらも難があってMacに逃げてきたのだが、ハードがこれだけあかんとなると、windowsへの移行を考えざるをえない。最近はwindows 10のWindows Subsystem for Linuxを試している。これが使いものになると良いのだが。

« 電池切れのLenovo YOGA Tablet 2 with windowsを修理 | Main

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9628/65550681

Listed below are links to weblogs that reference MacBook Airのサーマルグリスを塗り直した:

« 電池切れのLenovo YOGA Tablet 2 with windowsを修理 | Main

blog内検索


ad

July 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

プライバシーポリシー

無料ブログはココログ